1964年ー日本がガラリと変貌したエポックな年。当時、小学2年生だった著者の記憶を入り口に、オリンピックを重ね合わせながら綴った書き下ろしエッセイ。 <本書の内容>第1章 63年の大晦日の風景紅白歌合戦の聖火ランナー/クレージーと三人娘第2章 64年の正月と八波むと志の死八波むと志が死んだ/チロリン村とひょうたん島第3章 吉永小百合と草加次郎草加次郎とは……/吉永小百合と東京風景第4章 舟木一夫がアイドルだったニレの舟木、ネムの西郷/青春歌謡とモータリゼーション第5章 巨人少年のファン手帳仁丹の野球ガム/「勝利の旗」を知ってるかい?第6章 柏鵬と三羽ガラスの時代北の富士、清国、若見山に夢中/薬屋でもらった「相撲手帳」第7章 シール・ワッペン・切手少年ワッペンから切手へ/オリンピック切手大懸賞第8章 忍者というヒーローフジ丸の風魔十法斉/忍者部隊と2B弾第9章 オリンピックの頃の東京風景「おそ松くん」の街並/西武デパートのピータン/西銀座の不二家で第10章 平パンと007とビートルズヘンなモード・みゆき族/謎のリバプール・ビートルズ第11章 夢の超特急とミコとマコ「夢の超特急」の由来/マコ、甘えてばかりでゴメンね第12章 オリンピックがやってきたイーデス・ハンソンと戦艦/64年10月10日のこと/映画「東京オリンピック」