「中井正一とその時代」
高島 直之
定価: ¥ 2800(+税)
青弓社
新品です。
極ほんのりカバーにスレ。
天に微細なシミあり。
【内容】
視覚文化が決定的な変容を迎えた1930年代。世界中を“機械の美学”が席巻し、純粋美術と商業美術が融合した複製技術時代、映画が記憶を代表しはじめる。
美学者・中井正一の論考を視座に据え、視覚文化が決定的な変容をみせた1930年代の日本の美術・思想状況を見通す実践的な立場から論じられた中井の映画やデザインの理論は、現在でもなお有効である。
中井正一の刺激的理論を、ベンヤミンや瀧口修造と対照しながら紹介する意欲的な評論。
図版多数。
1 眼差しとしての〈レンズの見かた〉
(1)〈機械美〉の具象化
(2)ダダ/ロシア・アヴァンギャルド/原弘
(3)「光画」の時代
2 〈印刷せる言葉〉とティポフォト
(1)〈見ること〉の意味
(2)「プレスアルト」と周辺
(3)写真と印刷文字
3 複製と〈集団的性格〉
(1)写真の物神化
(2)〈アウラ〉と〈光〉
(3)ルポルタージュとモンタージュ
4 映像と現実・主観と客観
(1)内田百閒と〈映像〉
(2)ノイエ・ザッハリッヒカイトの美学
(3)〈記号〉としての写真
5 春のコンティニュイティー
(1)〈映画語〉の誕生
(2)絵画の不安
(3)没入論と射影論
(4)光のモンタージュ
6 映画と〈委員会の論理〉
(1)認識論的モンタージュ
(2)〈横断面〉と批判機能
(3)大衆文化の神話作用
7 身体・スポーツ・建築
(1)スポーツの美学
(2)キュビスムから工業製品へ
(3)標準的な存在としての〈身体〉
8 具象と抽象、個と集団の亀裂
(1)射影像と想像力
(2)絵画の危
#筒井の出品物の一覧
#高島直之 #高島_直之 #本 #芸術/一般