NERVOUS BREAKDOWN 第9巻

学習研究社刊 ノーラコミックス 「NERVOUS BREAKDOWN (なあばす ぶれいくだうん)」第9巻 たがみよしひさ 著 1995年3月発行 定価 520円 (4巻まで表紙裏にあった作品解説より)”ところは東京北千住、田沼平九郎探偵事務所。所員の安堂一意(あんどう・いちい)は、虚弱体質だけれど頭はめっぽう切れ、口先の技術にもたける。所かまわず吐きまくるため、洗面器が必須アイテム。タバコも吸うが、よく口に咥えているのは電子体温計。一方、相棒の三輪青午(みわ・しょうご)は、がむしゃらタイプ。彼はいつも鉄アレイやバーベルで身体を鍛えている。 所長の田沼平九郎は、昔は腕ききの刑事だったらしいが、その真偽は不明。現在も現役であるが、神経痛の出始めた哀愁漂う55歳としては、娘の京子を安堂か三輪のどちらかと結婚させて、引退しようとも思っている。その京子自身は、ふたりに好意は持っているようだが、結婚まで考えているかどうかは不明。それよりも、事務から雑用に至るまでの全般にわたって、ふたりを巧みに操る才女ぶりの方が目立っている。 しかし、本編の後半で財界の「鉄魔人」と異名をとる稲葉鉄之介の孫、美矢(みや)が新入社員として入社。そして執拗に安堂に迫ったため、京子としては美矢の存在が気に入らなくなった…。これまでのマドンナ的立場が揺らいだためだ。はたして、この三角(四角)関係の行方はいかに……?! このような人間関係をもとに、みんなが様々な事件に挑んで行く。各話のタイトルは、有名な探偵小説をアレンジしたもので、オリジナルを知っていると、より本編が楽しめるでしょう。” カバーに若干の擦れ傷と日焼けによる色褪せがあるほか、本文ページの一部に薄いシミ汚れがみられますが、内容部分に目立った傷や書き込みなどはなく、保存状態はおおむね良好です。