2016年第3刷帯無しです。僅かな折れ、軽い研磨跡があります。それ以外は多少の使用感がありますが、概ね良好な状態です。よろしくお願いします。
「君が代」は議論の絶えない歌である。明治早々、英国王子の来日で急遽、国歌が必要になる。しかし、時間がないため、『古今和歌集』の読み人しらずの短歌に鹿児島で愛唱されていた「蓬莱山」の節をつけて間に合わせたのが「君が代」の誕生だといわれる。以降、1999年に「国旗国歌法」で法的に国歌と認められるまで、ライバルが現れたり、戦時下には「暗すぎる」、戦後には「民主国家にふさわしくない」と批判されたり波乱が続く。最近では、教育現場での「君が代」斉唱が再び問題視される。日本人にとって「君が代」とは何なのか?気鋭の若手研究者がその歴史をスリリングに繙く。
著者略歴
1984年大阪生まれ。文筆家、近現代史研究者。慶應大学卒業。同大学大学院文学研究科を経て、現在政治と文化・娯楽の関係を中心に執筆活動を行う。単著に『日本の軍歌 国民的音楽の歴史』『愛国とレコード 幻の大名古屋軍歌とアサヒ蓄音器商会』等がある。また論考に「日本陸軍の思想戦 清水盛明の活動を中心に」監修CDに『日本の軍歌アーカイブス』『出征兵士を送る歌 これが軍歌だ!』『みんな輪になれ 軍国音頭の世界』等がある。
目次
序章 「君が代」の何が問題なのか
第1章 なぜこの歌詞が選ばれたのか
第2章 誰が「君が代」を作曲したのか
第3章 いつ「君が代」は国歌となったのか
第4章 「君が代」はいかにして普及したのか
第5章 どのように「君が代」は戦争を生き延びたのか
第6章 なぜ「君が代」はいまだに論争の的になるのか
「ふしぎな君が代」
辻田 真佐憲
定価:¥946
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