「ベーラ・バラージュ 人と芸術家」
小林 清衛 / 竹中 昌宏 / 高村 宏 / 渡辺 福実 / ジョゼフ ジュッファ
定価: ¥ 8400
★1ページのみ赤鉛筆の線引きあり。写真をご覧ください。
内容説明
ベーラ・バラージュは、日本では映画理論家として著名であるが、詩人、小説家、劇作家、童話作家、台本作家、エッセイスト、批評家でもあり、更に映画と演劇の監督としても活動するという「万能人」(u`omo universale)であった。時は20世紀前半の歴史的激動期。光と影のヨーロッパ精神史の中の大芸術家の肖像。写真図版別刷り40頁。
目次
夢想家の青春
詩、友情、愛そして死
手に負えぬ人々
革命の中の魂
亡命
映画理論家の誕生
大衆文化の批評家
理論から実践へ
バリケードの上の異端者
芸術と宣伝〔ほか〕
著者について
バラージュ・ベーラ(Balázs Béla, 1884年8月4日 – 1949年5月17日)は、ハンガリーの映画理論家、美学者、作家、詩人。映画に関する最初の著作集Der Sichtbare Mensch(『視覚的人間』; 1924年)は、ドイツで「言語としての映画」理論が成立する契機となった。エイゼンシュテインやプドフキンもまた、この著作に影響を受けた。
のちに彼はレニ・リーフェンシュタールの最初の映画Das Blaue Licht(『青の光』; 1932年)の脚本を書き、リーフェンシュタールを直接補佐した。