バーンスタイン＆ニューヨーク・フィル／チャイコフスキー：交響曲第6番《悲愴》

チャイコフスキー ①交響曲第6番ロ短調 op.76《悲愴》 ②イタリア奇想曲 op.45 指揮:レナード・バーンスタイン ニューヨーク・フィルハーモニック① イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団② 録音:1986年①、1984年② 死の直前に完成し、チャイコフスキーの最後の大作となった交響曲第6番≪悲愴≫。バーンスタインにとって3度目の録音となった≪悲愴≫は、彼ならではの深い感情移入を以て丹念に歌い込むことで凄絶で感動的な演奏を実現しています。数ある同曲の名演とは一味もふた味も違う独自の境地を示しています。イスラエル・フィルとの「イタリア奇想曲」をフィルアップしています。 これほど見事に"悲愴"感を表出した「悲愴交響曲」は稀です。特筆すべきは第1楽章第2主題のテンポの動きが、作曲者の指示どおりに完璧に演奏されています。緊張・弛緩・保持…とオーケストラを意のままにドライヴして感情表現の揺さぶりをかけてくるテクニックは、バーンスタイン独特のものです。フィナーレも凄い演奏で、エンディングのデクレジェンドは全く素晴らしいです。「河は深いほど静かに流れる…」そんな演奏です。チャイコフスキーにどっぷり浸かりたい方向きです。バーンスタインが表現したかったチャイコフスキーはこれなのです。 まさに「悲愴」とを強く感じさせる、非常に稀有な演奏です。バーンスタインの思い入れは、よく伝わってきます。テンポは確かに遅いですが、オケは失速寸前でもない。ばっちりバーンスタインのタクティングに応えています。テンポへの違和感は最初は感じるかもしれませんが、そんなものはふっとんでしまう。ちょっと他では聴いたことがありません。強い感動に包まれる、最高の名演がここにあります。このCDをすべての人に聴かせたい、そんな素晴らしさを、音楽の持つ力を奇跡的に録取した、本当にありえないほどの名演です。鳥肌が立ってしまうくらいの、ものすごい演奏です。やはり、バーンスタインは、本当に凄い。マーラーの第9番の演奏もそうですが、情感、感性の本当に豊かな人柄がしのばれる、天才の演奏です。 国内盤【廃盤】帯無し、盤面傷無し ＊まとめ買い値引き致します(要事前コメント) 2枚購入→150円引き、3枚購入→300円引き 4枚購入→450円引き、10枚以上は全品150円引き （単品購入での値引きはご容赦ください）