CULTURE SHOCKは1983年に
ロンドンで発表された、立野浩二氏
初のコレクションブランド。
日本の絣など伝統的な生地を使い、
西洋的なモードデザインに仕立てる、
新しいアプローチのブランドだったと
当時を知るイギリス人から聞きました。
後のブランド、KOJI TATSUNOの
パリコレデビューはその数年後。
中卒で渡英したため日本より向こうでの
知名度が高く、昔のファッション誌でも
ちらほら名前や特集を見かけます。
(画像は80sのUK,イタリアのメンズ誌)
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また、リーアレクサンダーマックイーンが
修業時代に師事した人でもあり、氏の下で
素材のノウハウや立体的な構造など、
革新的な服作りについて学んだそうです。
10代で単身イギリスに渡った日本人が、
マックイーンの作品の下地になる経験を
支える存在になるまでのストーリーが
この服から始まっていると考えると、
見え方も変わってくるのではと思います。
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オリエンタルなジオメトリックと
ウエスタンなストライプ、2つの柄を
ドットと奇抜なカラーでアップデート。
何より素材への強い執着を感じます。
加えてパワーショルダー+Vテーパーの
ボディコンシャスなフォルムは、
仏のクロードモンタナやミュグレー、
トータルではクロラとダブるイメージ。
しかも一点一点がハンドメイド。
リアルクローズではないですが、
パリにギャルソンやヨージが登場した頃、
ロンドンにも後に世界的に名を知られる
若い日本人デザイナーがいたこと。
この服はその一つの証明です。
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表記36、着た感じは細身のMくらい。
肩が広く裾に向かって細くなるVシェイプ。
コンディションは最高です。イギリス製。
#立野浩二
#KOJITATSUNO
#アレクサンダーマックイーン
#クロードモンタナ
#ミュグレー
素材···ウール
肩幅···50cm
身幅···55cm
袖丈···60cm
着丈···76cm