= 尾形光琳 螺鈿菊図蒔絵硯箱(共箱あり)=
……美しく見事な蒔絵に、螺鈿の繊細な輝きもいまだ残している硯箱です。祖父が大切にしていたものですが譲り受け、この度思い切って出品させていただくことにいたしました。滅多に出回ることの無い貴重な逸品です。祖父は希少な骨董として購入した際、この出品額の倍以上の金額で購入したものです。
蓋の裏側にも美しい蒔絵が施され、光琳銘が添えてございます。
歴史を刻む時代物ゆえ、経年の劣化なども味わい深いものであるとの捉えができる方にお譲りできたらと思います。
◆尾形光琳
江戸時代中期を代表する画家のひとりである。京都の呉服商「雁金屋」の次男として生まれ、主に京都の富裕な町衆を顧客とし、王朝時代の古典を学びつつ、明快で装飾的な作品を残した。
その非凡な意匠感覚は「光琳模様」という言葉を生み、現代に至るまで日本の絵画、工芸、意匠などに与えた影響は大きい。画風は大和絵風を基調にしつつ、晩年には水墨画の作品もある。
大画面の屏風のほか、香包、扇面、団扇などの小品も手掛け、手描きの小袖、蒔絵などの作品もある。また、その制作活動は多岐にわたり、様々な多くの作品を残している。
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*祖父のコレクションからの出品です。
*当然ですが、時代物ゆえの経年、骨董としてのスレや汚れなどがありますが、現存の物の中では状態は比較的良い方だと思います。
*共箱も古いものですので、傷みなどのダメージがあることをご了解くださいませ。
☆骨董相場より破格のお値段での出品ゆえ、お値下げはご容赦願います。
☆今後祖父のコレクション整理にて、古銭やメダルなども出品する予定です。今後ともよろしくお願いいたします。