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福永武彦 「草の花」 初版本・昭和29年・新潮社・帯付

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「研ぎ澄まされた理知ゆえに、青春の途上でめぐりあった藤木忍との純粋な愛に破れ、藤木の妹千枝子との恋にも挫折した汐見茂思。彼は、そのはかなく崩れ易い青春の墓標を、二冊のノートに記したまま、純白の雪が地上をおおった冬の日に、自殺行為にも似た手術を受けて、帰らぬ人となった。まだ熟れきらぬ孤独な魂の愛と死を、透明な時間の中に昇華させた、青春の鎮魂歌である。」(新潮社) ~青春の一冊~ 「 著者の福永武彦(1918~1979)は仏文学を専門とし、長らく学習院大学で教鞭を執っていた。「草の花」は彼の代表作である。私は 17 歳の時にこの作品に出会い、以後の恋愛観や人生観に明確な輪郭を与えられた。一度読んだ本を、二度読み、三度読みする質ではないが、この本だけは例外であった。(中略) まがうかたなき恋愛小説であるが、読後、身を切られるような寂寥感と圧倒的な孤独感を味わうことになる。 <人はみな草のごとく、その光栄はみな草の花の如し(ペテロ前書、第 1 章 、24)> 私は無神論者だが、作者が冒頭に引用しているこの聖書の一句は、深く心に残っている。そして、無知ではあったが、心が滾るような青年時代が、確かに私にもあったことを夢幻のごとく思い出す。青春の孤独と虚無を鋭く切り取り、サウダージな感情が横溢している一冊、落涙を禁じえない。 「草の花」を手に取り、ページをめくり、その感動を私に伝えてくれる読者がいたら、これ以上の喜びはない。(後略 」(鳴門教育大学長 田中雄三) 新潮社・昭和29年4月初版発行の福永武彦「草の花」帯付きです。装幀は日本画家で多くの文豪の挿絵を描いた江崎孝坪です。三方にヤケと小シミが少しありますが、書き込み、蔵書印などはありません。この作品は昭和47年3月に改版版(決定版)がでています。希少な帯付き初版本です。 70年前の古書であることをご理解の上、購入の検討をお願いいたします。

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