◇「たったひとりのともだち」
井本 蓉子 / 原田 衛星
定価: ¥ 1,540
◇「おくりもの」
なかむらきよこ/いもとようこ
定価: ¥ 1,540
◇「ずっとそばに…」
いもとようこ
定価: ¥ 1,540
【たったひとりのともだち】
カラスは毎日、ある病院の一室にいる、たったひとりの友だちを訪ねます。
目が見えず病気も重い友だちは、カラスから話を聞くのを楽しみにしていました。
ところが友だちは危篤に…
そこへ天使の羽が舞い降りてきます。
【おくりもの】
サムはひつじかいのお父さんのから、けがをしている子ひつじのプチのけがを治すようにと頼まれて、大切に世話をします。
歩けなかったプチは、すっかり元気を取り戻してサムと大の仲良しになりました。
ある夜、サムはお父さんとプチと一緒にベツレヘムでお生まれになったイエスさまのところに行きます。
寒そうに眠っているイエスさまを見たサムは、とても大切にしていたプチを、イエスさまにあげてしまいます。
人を喜ばせるために、自分の宝物をあげる痛みと喜びを、子どもたちに伝えるとてもすてきな絵本です。
【ずっとそばに】
幼い頃、両親を人間につかまえられて失ったくまさんは、森のうさぎやりす、きつねの孤児たちを、自分の子どものように大切に育てていました。
ひとりぼっちがどんなにさびしいかを誰よりもよく知っていたからです。
ある年の冬、動物たちが仲良く暮らしている森が、人間によって開発され…、山の木の実が全く実らず、食べ物が手に入らず、森の子どもたちがどんどん弱っていきました。
子どもたちのために決心して人間の住む里に下りていったくまさんは、農家の庭先の柿の実をとりました。そのとき…
森の動物の子どもたちを守ろうとするくまさんのやさしさ。
そして、息絶えたくまさんを見放さない森の動物の子ども達のやさしさ。
人間が山里に住むようになって、山奥へと追いやられた動物達。
くまさんの両親を殺したのも、くまさんを殺したのも人間。
動物の命、人間の命…命の大切さを問い、人間と動物の共存を問う美しく切ない絵本です。
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