モーツァルト
①幻想曲 ハ短調 K.475
②ピアノ・ソナタ第14番ハ短調 K.457
③ピアノ・ソナタ第18番ニ長調 K.576
④ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調 K.332
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
録音:1956年8月23日モノラル(ライヴ)
ザルツブルク、モーツァルテウム
アラウのモーツァルトを聴くなら、1974~1990年に録音されたフィリップス音源のソナタ全集が最良です。何度聴いても心に響く演奏で、その演奏を聴くと最も気持ちが安らかになります。遅いテンポ、真珠の珠を連ねたような暖かみのある音色、変化する表情豊かな打鍵のニュアンス、涙が出てきてしまいます。ピアノの音色の微妙な変化を見事に捉えた録音で、本当に涙を誘う優しさに溢れた演奏と録音です。それと比較して、この演奏はそれより20~30年前のアラウ50代の壮年期のライブ演奏です。ずいぶんと条件が違います。しかもモノラル録音なので、一般的にはオススメいたしません。20~30年の時間の差異、セッション録音とライヴ録音の違いなど聴きどころ満載ですが、アラウのピアノが大好きなマニア向けのCDになります。ファースト・チョイスには不向きです。
1曲目の幻想曲ハ短調K475から心をつかまれた。ダークと一口にいっても今のピアニストにこういうダークさが出せるかどうか。深みにはまるようなものではなくアラウの包容力に思わずモーツァルトが苦しい心情を吐露してしまった感じ。あの時代に(あの時代だったからか?)こんな演奏を残していたアラウはとてつもないピアニストだったのだなと思う。
彫りが深くピュアなモーツァルト。どっしりし過ぎ、重いという方もいますが、アラウの演奏は、一音一音噛み締めように聞こえます。熟達した高次元の演奏だと思います。モノラル録音ですが、低弦の響きなどは新盤にはない魅力です。
輸入盤【廃盤】【希少盤】盤面傷無し
プラケース少しすれあり
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