JR九州・唐池恒二会長が語る逆境克服の経営哲学、
枚方信用金庫のあえて非効率を貫く助け合いの実践、
食を通して社会に貢献するオイシックス・ラ・大地の
取り組みとは。
リモートワーク実践のヒントも必読。
一流のリーダーに学び“人間力”を磨く
2020年9-10月号の巻頭は、パナソニック松下正幸特別顧問が
松下幸之助の教えをもとに、これまでに対談した経営者の
考え方を考察する特別企画。
豊富な経験を持つリーダーの言葉から、経営理念の確立と継承、
危機への向き合い方、優れた人材の育成など、経営の要諦を読み解きます。
特集「逆境を克服する」では、
コロナ禍というかつてない逆境にある今、
リーダーたちの取り組みから克服のヒントを探ります。
外出自粛の影響に加え、豪雨による被災で苦境に立つ
九州旅客鉄道(JR九州)。アイデアと実行力で数々の赤字事業を
再建し、活路を開いてきた唐池恒二会長に逆境克服の
考え方をうかがいます。
また、新たなマッチングサービスで企業に寄り添い、顧客を
増やしている枚方信用金庫の吉野敬昌理事長には、
あえて非効率を貫く助け合いの経営哲学を語っていただきます。
そして、食品宅配事業の持ち味を活かし、休校中の家庭や
医療従事者、食の生産者への幅広い支援活動を次々と展開して
注目されるオイシックス・ラ・大地の奥谷孝司執行役員には、
その取り組みの全容をうかがいます。
特別企画では、リモートワークの実践について取り上げます。
まず、数々の企業現場でコンサルティングを行なっている
ワーク・ライフバランスの大塚万紀子氏と風間正彦氏に、
生産性と顧客や社員の満足度を高めるための基本をうかがいます。
そして、「全社員完全リモート」を実現しているソニック
ガーデン倉貫義人社長には、リモートワークにおけるマネジメントの
要諦を明かしていただきます。
さらに、銀行員から僧侶に転身した築地本願寺の
安永雄玄宗務長が、企業経営の手法を取り入れて「開かれた寺」に
大改革した取り組みや、大阪学院大学の森田健司教授に寄稿いただいた、
非常時を生き抜くための石田梅岩の教えも読みどころです。