「イエスの古文書 上・下」
2005年扶桑社ミステリ文庫版第10刷
訳者: 宇野 利泰
若くて広告業界で成功をおさめたランダルに、宗教書の出版社から、宣伝の依頼がもたらされる。
ランダルは、その驚くべき内容に戦慄した―
イエス・キリストの実弟が書き遺した古文書が発見された。
近親者が記した、この新たな福音書によって、謎につつまれた人間イエスの真実が明らかになるのだ。
しかもそこには、誰も予想もしなかった“第二の復活”が記されているという!
そして、この文書を収録した新編集の聖書が、世界中で発売される。
そのPRを、ランダルに任せたいというのだ。
イエスの実弟が記した福音書が発見された!
それは、2000年におよぶキリスト教世界を根本から変える大事件だった。
つぎつぎとくつがえされるイエス像。
そして、“第二の復活”の驚くべき真相。
一方、新たな聖書の発行プロジェクトを、卑劣な妨害工作が襲う。
謎が謎を呼ぶ混沌のなか、ランダルは真実をもとめて、ひとり立つ…
聖書学の該博な知識を投入し、息をもつがせぬ展開で世界的な超ベストセラーとなった、歴史ミステリーの最高峰❣️
アメリカには“特別な”読者層がいるとのことです♪
いわゆる“キリスト教”関連本大好き層の方がやたら多いようなのです♪
やたらヒットする確率も高く、で、ゾクゾクとベストセラー入りするのだそうです♪
したがって、あの手この手の同工異曲の本が粗製濫造されているようなのですが・・
この本もストーリーから言えば、荒唐無稽なのかも・・
とは思わない、思わない♪
別に該博なキリスト教義を知らなくとも、十分に面白さを堪能できるミステリ?です♪
思うに、邦国の筋金入りの無宗教ぶり、“ランダム”祭事に疑問なく風俗すら絡めて愉しむ文化たるや、なんなんでしょうかね♪
状態は極めて良好かと♪