#はるの保険関連資料
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富国徴兵保険相互会社
出世保険パンフレット
富国徴兵保険は大正12年設立の相互会社の徴兵保険会社で戦後生命保険会社に転じ、現在の富国生命となった。
本資料に専務取締役として記されている吉田義輝はもともとは第一徴兵保険の社員であり、その知識と経験を活かし徴兵保険分野における第一徴兵の独走を食い止め、後発ながら会社を成長させた。
また、取締役社長の根津嘉一郎は根津財閥の創始者、鉄道王の初代根津嘉一郎のことで、同社を資本面で支えた。
富国徴兵保険は徴兵保険会社の中でも唯一の相互会社形態の会社であり信用を集めたものと思われる。
出世保険は徴兵保険の一種であり、言ってみれば貯蓄保険である。専門的にいえば生存保険と言えるであろう。
本資料の説明によれば、加入年齢は0歳から15歳までの男女とあり、男児のみが対象であることが一般的であった徴兵保険との相違がある。満期は20、22、25歳のいずれかを選択できる。
被保険者が満期にまで生存していれば所定の保険金に配当金を加えたものが支払われる。
挿絵を見ると、男児には教育資金として、女児には結婚資金として資産形成することが描かれており、当時の価値観が窺える。
この資料は昭和11年から昭和14年の間に作成されたもの推定される
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