「THE RAPE OF THE MIND 邦題︰頭脳への挑戦」
J・A・Mメアロー(Joost A.M.Meerloo)
2016/4月のもの。洋書(全て英文の書籍)です。
この本はナチスの心理的拷問の方法を目撃したり、その犠牲者の治療をしたりした経験、またイギリスやアメリカでのそうした方面の研究に基づき、著者がまとめたもの。全体主義者の用いる方法は、人間組織の弱点に圧力を加えることによって、いかなる人でも裏切者に仕立てることができるというのが著者の主張。精神的拷問の直接の軍事的意味を説くばかりでなく、我々の文化には目に見えない形で、人々の心理に圧迫を加えるいろいろな徴候があらわれているとも述べ、さらにその広範な意味について論じています。
この出品物は邦訳『頭脳への挑戦』(鳳映社)の英語版。邦訳版でカットされた章も含む完全版です。
J・A・Mメアロー
オランダ系アメリカ人の医学博士、精神分析医。第二次大戦の最初の2年半をナチス占領下にあったオランダで送る。ナチスから逃れてイギリスに渡り、同国でオランダ軍の心理部長として研究。厚生担当の高等弁務官にも任命される。戦後アメリカへ渡り、精神科医。menticide(殺脳)なる新語を作り、研究成果を主著『THE RAPE OF THE MIND(邦題︰頭脳への挑戦)』としてまとめる。
参考書籍(いずれも出品中です)
①《売切御礼》『思想改造の心理』(ロバート・J・リフトン、誠信書房)洗脳研究の金字塔。
②《売切御礼》『人間を変える 洗脳のメカニズム』(大熊輝雄、筑摩書房)日本人の手になる恐らく最初の体系的な洗脳研究。
③《売切御礼》『頭脳への挑戦』(J・A・Mメアロー、鳳映社)本書の邦訳版です。
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