モーツアルト
①ディヴェルティメント 変ホ長調 K.563
②6つのアダージョ(前奏曲)とフーガ K.404a
弦楽三重奏のための 第1番 ニ短調 アダージョとフーガ
弦楽三重奏のための 第2番 ト短調 アダージョとフーガ
弦楽三重奏のための 第3番 ヘ長調 アダージョとフーガ
アルテュール・グリュミオー (ヴァイオリン)
ジョルジュ・ヤンツェル (ヴィオラ)
エヴァ・ツァコ (チェロ)
録音:1967年①、1973年② ステレオ
グリュミオーが中心となって演奏したモーツアルトの弦楽三重奏曲をCD1枚にまとめたものです。モーツァルト晩年の傑作「ディヴェルティメント 変ホ長調 K.563」も加えられているのが嬉しいところです。グリュミオーならではの息長い旋律線の生かし方は、洗練されたアンサンブルの醸成に大きく奏効しており、全曲どこをとっても美しい音楽が聴かれます。
K.563はディヴェルティメントの呼称ですが、弦楽三重奏曲と呼んだほうが曲の編成がわかりやすいと思います。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの3人で演奏しています。交響曲第41番《ジュピター》が完成した1か月半後に作曲されたので、モーツァルト晩年の傑作です。6楽章まである大規模な構成で、モーツァルト晩年の優美さ、透明感が感じられる名曲です。特に第6楽章は「天使たちの微笑み」と呼ばれることもある愛すべきメロディーです。
モーツァルトはバッハの『平均率クラヴィーア曲集』や『フーガの技法』を研究し、バッハのフーガに前奏曲(序奏)をつけた構成で6曲から成る作品集を書きましたが、そのうちの3曲が演奏されています。モーツァルト作の序奏と、バッハの平均率クラヴィア曲集第1巻第8番嬰ホ短調(BWV853)をニ短調に移調したフーガ。モーツァルト作の序奏と、フーガは第2巻第14番嬰ヘ短調(BWV853)。モーツァルト作の序奏と、フーガは第2巻第13番嬰ヘ長調(BWV852)。ただし、これは真作性に疑問が残されています。しかし、バッハとモーツァルトの共作と考えるだけでワクワクしてきます。
輸入盤【西独盤】帯付き、盤面傷無し 26
ジャケット経年汚れ少しあり
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