2014年9月に、ロンドンのハイドパークで開催されたBBCラジオ2主催の『フェスティバル・イン・デイ』のヘッドライナーとして出演したジェフ・リンズELOのライヴ映像のBlu-rayです。
この日のELOのメンバーは、ジェフ・リンとキーボードのリチャード・タンディの2名ですが、テイク・ザットのバックバンドと大編成のBBCコンサートオーケストラが見事にELOサウンドを再現しています。
ジェフ・リンは目立つパフォーマンスはしないのですが、全く衰えない素晴らしい歌声と名曲の数々と、ELOの代名詞ともいえる素晴らしいステージセットの演出で、5万人(10万人?)以上の観客を魅了していきます。
また、終盤、ジョージ・ハリスンとロイ・オービソンに捧げるとして、トラヴェリング・ウィルベリーズの大ヒット曲『ハンドル・ウィズ・ケア』も披露してくれます。
このライヴ映像は、全16曲72分です。
しかし、この映像作品は、『Mr.Blue Sky:The Story of Jeff Lynne&ELO』と題されたボーナス映像として収録されたドキュメンタリーが付加価値を生んでます。
80年代後半以後、ジェフ・リンは、その卓越した音楽知識を元に、プロデューサーとして大成功する訳ですが、プロデュースしたポール・マッカートニー、リンゴ・スター、トム・ペティ、ジョー・ウォルシュらがロングインタビューに応えて、ジェフ・リンについて語ります。
ビートルズの3人とは一緒に仕事をしたジェフ・リンですが、なんと、ジョン・レノンが1974年にELOについて語った音声テープが、ここで聴くことが出来ます。
全80分に及ぶドキュメンタリーですが、ジェフ・リンの自宅兼スタジオでの演奏シーンも多く収録されていますし、何より映像がとても美しいです。
ジェフ・リンがいなければ、ビートルズの『フリー・アズ・ア・バード』『リアル・ラヴ』『ナウ&ゼン』も完成しなかったでしょうから、本当にこの偉大なる音楽家には、その人柄も含めて、尊敬と感謝しかありません。
他にジェフ本人へインタビュー15分を含めて、全収録時間167分
輸入盤につき、日本語字幕はありませんが、ドキュメンタリー及びインタビューは英語字幕付きです。
2014年ユニバーサルミュージックより発売