グルダが1993年のモンペリエ・サマー・フェスティヴァルに登場して開いたリサイタルを、グルダのナレーションも含めて完全収録。モーツァルトとベートーヴェンのソナタをメインにしたまっとうなプログラムによる前半と、鬼才ぶりを遺憾なく発揮した後半の二部構成で、異能の音楽家グルダの魅力が堪能できるアルバムです。ウィーンを拠点にベートーヴェン、モーツァルト、シューベルトなどドイツ・ピアノ音楽の王道レパートリーで最高級の評価を受けながら、即興ジャズや弾き語りなどもさかんにおこない、ジャンルの枠に囚われない活動を展開したグルダ。グルダ自身の鬱屈した感情の陰影が、このピアニストの他に代えがたい魅力ともなっています。
・ドビュッシー:前奏曲第1集より「音と香りは夕べの大気の中に漂う」
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 作品110
・モーツァルト:幻想曲 ハ短調 K.475
・モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第14番 ハ短調 K.457
・モーツァルト(グルダ編曲):スザンナのレチタティーヴォとアリア
・シューマン:幻想小曲集~夕べに
・シューベルト:即興曲 変ト長調 作品90-3
・ショパン:夜想曲 嬰ヘ長調 作品15-2
・ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 作品60
・ドビュッシー:中断されたセレナード
・ドビュッシー:ヴィーノの門
・ビゼー(グルダ編曲):『カルメン』~ハバネラ
・グルダ:前奏曲とフーガ
・J.シュトラウス(グルダ編曲):『こうもり』幻想曲
・民謡(グルダ編曲):辻馬車の御者
・民謡(グルダ編曲):レーブラウス
・ブラームス:子守歌
・グルダ:アリア
フリードリヒ・グルダ(P)
録音:1993年7月31月モンペリエ(ライヴ)
街頭ライブの楽しさが最高です。 飛行機の騒音、舞台のきしみ、聴衆の声、本来阻害する部分すべてがグルダのコンサートの一部となっている。モーツアルト、ベートーヴェンも良いのですが、ドビッシー、シューマンもなかなのもの。 それに最後の曲、グルダ自作の 『Aria』もとても綺麗な曲です。 ほんとうにグルダの幅広い面が見られて最高です。 グルダのフランス語のアナウンスで進行し、常に観客を楽しませるグルダの姿が目に浮かぶようです。
輸入盤、盤面傷無し 19
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