プレートル&パリ管／ドヴォルザーク:交響曲第9番《新世界より》他

①ドヴォルザーク 　交響曲第9番 ホ短調 作品95 《新世界より》 ②ガーシュウィン 　ラプソディ・イン・ブルー 指揮：ジョルジュ・プレートル パリ管弦楽団① パリ音楽院管弦楽団② ダニエル・ワイエンベルク(P) 録音：1970年①、1960年② プレートル渾身の『新世界』交響曲！パリ管充実のアンサンブル！ 1969年からカラヤンが音楽監督に就任し、そのアンサンブルが向上し、管楽器の名手が集まるパリ管弦楽団がある面で最も充実した時期に録音されたドヴォルザークは、そのパリ管弦楽団を象徴するように、そしてプレートルの最たる演奏の特徴がストレートに表出された演奏として、知られざる名盤・快演のリリースです。ワイエンベルクをソリストに起用して、パリ音楽院管と1960年に録音した《ラプソディ・イン・ブルー》もスウィングの利いた絶妙な名演！ 様々な指揮者の個性的な秀演を聴き比べるのに、ドヴォルザークの《新世界より》ほど良い素材の楽曲はありません。プレートルはキッパリとした明確で剛直な表現に秀でた人で、ここでも彼の個性が発揮されています。しかしテンポの揺れが予想以上に自由で、強弱の振幅の大きさと共に、全体的に大胆な表現となっています。いやー素晴らしい演奏、全体に元気がありやる気まんまんの気合いが伝わってくる。劇的要素も十分でプレートル恐るべし。 プレートルには、ビゼー『カルメン』、グノー『ファウスト』など歌劇の名盤も数多いが、敢えて、ドヴォルザークの《新世界》を選んだ。この人は、ニュー・フィルハーモニア管とのシベリウスの交響曲第５番も、なかなか興味深い演奏だった。パリ管の《新世界》というのもめずらしいと思うが、どうだろう。演奏は後半２楽章に端的に表れているが、思い入れの一切ない、音の運動体そのものでばく進していく演奏。テンポの動きだけで勝負しているような演奏だが、それがぶっきらぼうにならないのは、オケの響きが充実しているからだ。ぎっしりと詰まって、匂いがぷんぷんしてくる。気持ちいいこと、この上なしの快演だ。 国内盤【廃盤】帯付き、盤面傷無し 8 開封済みですが新品に近い美品です ＊まとめ買い値引き致します(要事前コメント) 2枚購入→150円引き、3枚購入→300円引き 4枚購入→450円引き、10点以上は全品150円引き