ドビュッシー
①喜びの島
②前奏曲第1巻より第8曲:亜麻色の髪の乙女
③前奏曲第1巻より第10曲:沈める寺
④前奏曲第1巻より第11曲:パックの踊り
⑤前奏曲第1巻より第12曲:ミンストレル
⑥レントより遅く
⑦ピアノのために
⑧12の練習曲より第11曲:組み合わされたアルペッジョのための
⑨ベルガマスク組曲より第3曲:月の光
⑩ベルガマスク組曲より第4曲:パスピエ
サンソン・フランソワ(ピアノ)
録音:1961年 ステレオ(セッション)
天才ピアニスト、フランソワの名盤。未完に終わった全集とは別録音のオリジナル・アルバムです。「亜麻色の髪の乙女」をはじめとする有名曲ばかりを集めたアルバムですが、充分に個性的でありながら飛翔する美しさに満ちた演奏が展開されています。
フランソワというピアニストは、決して理詰めで演奏するのではなく、自らの感性の赴くままに演奏している。自由奔放とも言えるが、アルゲリッチのようなドラマティックというわけでもない。そこはフランス人ピアニストの真骨頂、自由奔放に弾きつつも、フランス風のエスプリ漂う瀟洒な味わいを失うことがない。思い切った強弱やテンポの変化など、あくの強ささえ感じさせるほど相当に崩して弾いているのに、そこから生み出される音楽の何と言う味わい深さ。これはフランソワというピアニストの類まれなる芸術性の高さゆえ。どの曲をとっても、フランソワの個性的なピアニズムに貫かれている。前奏曲の4曲の思い入れたっぷりの音楽は、これぞフランス音楽とも言うべきセンス満点の名演であるし、サラバンドの詩情豊かさもフランソワならではのものだ。月の光など、他のどのピアニストによる演奏よりも快速のテンポで進行するが、それでいて、情感の豊かさにいささかの不足もない。
彼のピアノはかなり即興的で曲によっては気まぐれにさえ感じられることがしばしばある。しかし一度聴き手の方から彼の洗練された感性に波長を合わせることができれば、その天衣無縫に飛翔するファンタジーがただならない響きの世界と音楽観を体験させてくれます。
国内盤、帯付き、盤面傷無し 14
開封済みですが新品に近い美品です
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