『シークレット・ディフェンス』Secret défense
1998年 / フランス / カラー / 173分
出演:サンドリーヌ・ボネール、イエジー・ラジヴィオヴィッチ、グレゴワール・コラン、フランソワーズ・ファビアン
B2:515mm×728mm
フランスを代表する巨匠ジャック・リヴェットの長らく日本未公開だった、幻の後期の名作『シークレット・ディフェンス』が日本初上映時の映画館用のポスターになります。非売品になります。
裏面にタイトル書き込みあり。
Jacques Rivette ジャック・リヴェット
1928年3月1日、フランス北部の都市ルーアンに生まれる。49年にパリのシネマテークでフランソワ・トリュフォー、ジャン=リュック・ゴダール、エリック・ロメールらに出会う。ロメールが主宰するシネクラブ・デュ・カルティエ・ラタン発行の機関誌「ラ・ガゼット・デュ・シネマ」に携わるものの、「カイエ・デュ・シネマ」誌の創刊に合わせ同誌は廃刊、以後「カイエ」誌にて多くの優れた映画批評を執筆。63年から3年間に渡って「カイエ」誌の編集長を務めている。映画監督としては49年に初の短編を、そして56年にはクロード・シャブロル製作で『王手飛車取り』を発表。60年に『パリはわれらのもの』で長編映画デビュー。以降、内容が反宗教的と判断され一時上映禁止となったアンナ・カリーナ主演の『修道女』(66)や12時間を超える長尺作『アウト・ワン』(71)、「不思議の国のアリス」に着想を得た『セリーヌとジュリーは舟でゆく』(74)など、ヌーヴェル・ヴァーグの作家たちの中でも際立って独創性に溢れた作品を手掛ける。その後も『地に堕ちた愛』(84)、『彼女たちの舞台』(88)といった意欲作を発表、中でも第44回カンヌ国際映画祭で審査員グランプリを受賞した『美しき諍い女』(91)は我が国でも多くの観客を集めた。2000年代に入っても創作意欲は衰えず、『恋ごころ』(01)、『ランジェ公爵夫人』(07)などで瑞々しい感性を見せるも、2016年1月29日、パリにて死去。87歳没。