美らの海と青い空、煌めく太陽、木々の深い緑、色鮮やかな花々…
悠久の時を経て愛され続ける【琉球びんがた染】は、南国沖縄の雄大な自然を写したかのような染織技法です。
自然の色彩を原料として用い、一つ一つ手作業によって生まれる美しい色合いの本紅型は、多くのお着物ファンの心を魅了して止みません。
この度、最高級の【琉球本紅型】による、九寸の名古屋帯を入荷することができました。
アイコニックに表された『蘭』や『梅花』を帯一面にあしらい、『白』と『藍』とのコントラストが美しく、合わせるお着物や小物を選ぶことのない希少な【藍型・エーガタ】作品。
こちらに描かれた草花は四君子になりますので、ご着用される季節やお客様のご年齢を問うことなくお締め頂けます。
紅型は琉球王朝の保護下で、王朝お抱えの絵師が図案を描き、彫り師が型紙を彫り、それを紅型三宗家と言われる『城間家』『知念家』『沢岻家』を中心とした紺屋が染める形態で首里を中心に生産されていました。
こちらの帯を制作された【城間栄順】さんは『紅型三宗家』の一角、人間国宝の『城間栄喜』さんのご長男、城間家の15代目としてご活躍され、16代の栄市さんと共に城間紅型工房を営まれています。
特にこちらの作品は、最高級の丹後鬼ちりめんと【本藍】を用い、【手染め】によって仕上げられた特選品。
さら【ガード加工】が施されており、一度もご着用されていない【未使用品】
もちろん、これ程までに条件の揃った城間作品との出会いは滅多にございません。
お気に入りの小紋や紬とのコーディネートで、特別なお出掛け着として…。
また各種花織や久米島紬、琉球かすりや大島紬などと合わせて頂き、‟南国の装い”をお楽しみ頂くのもオススメです。
お出掛けされる先々で美しく映える、《最高級のびんがた染》を身にまとう悦び…
ぜひこの機会に心ゆくまでご堪能下さい。
~鎌倉ふわり~
【寸法】
長さ 372cm 幅 31cm
【素材・状態】
正絹
新品の、大変きれいなお品です。