マンガ日本の古典２８「雨月物語／木原敏江」／中央公論社

「雨月物語」 木原 敏江 #木原敏江 #木原_敏江 #本 #外国文学／その他 巻之一 菊花の約 究極の今で言うボーイズ・ラブと原作・上田秋成研究の学者言いつつも、純粋な男の友情と読む読者も多い。原作には男二人の容姿の説明がないのは、なぜ？？と木原先生。 巻之二 浅茅が宿 こちらは究極の夫婦愛です。原作より妻・宮木(みやぎ)が待つかいのある魅力的な夫にしました、と木原先生。 巻之三 吉備津の釜 放蕩男に尽くす女。戦前の日本にはさぞ多く居ただろう、と木原先生。 巻之四 蛇性の婬 人間と魔性の愛の物語。 私ならラストはハッピーエンドで終わらせたかった、との事で「おれは禁じられた恋に殉じるほどの度胸はない！小心で情のないふつうの人間だ、、、、」と最後、男に独白させている。 とは言うものの、脚色は最小限におさえました、と木原先生は「あとがき」で書いています。 中古本を御理解のうえ、御検討のほど、何卒よろしくお願いいたします。