書名:Ferrari: Stories from Those Who Lived the Legend
著者:John Lamm
出版社:Motorbooks (2007/10/15)
発売日:2007/10/15
言語 :英語
サイズ: 27.62 x 2.86 x 31.43 cm、ハードカバー 288ページ、超大型重量本
ISBN-10 :0760328331
#フェラーリ #Ferrari #洋書 #自動車 #イタリア #オーラル・ヒストリー #歴史 #エンツォ #フィル・ヒル #ルカ・ディ・モンテゼーモロ #ジョン・ラム
商品の状態の詳細:「未使用に近い」としたいところですが、最後の写真の通り(重すぎて)表紙上隅に打痕があります。
著者はカーグラフィック誌に巻頭コラム「From USA」を寄稿していた米国屈指のモータージャーナリスト(2020年没)。
冒頭のジョークが面白い。バチカンにあった同じゴールドの電話器をマラネッロでも見つけて、レーガン米大統領が「天国への電話料金」を尋ねたところ、ローマ教皇とエンツォの回答が桁違いなので(前者が3500万リラ、後者が50リラ)その理由を聞いたところ、エンツォは「ここなら市内通話だから」と答えたという。そんなイタリア魂こそがフェラーリであり、他の偉大な自動車界の天才達(エットーレ・ブガッティ、本田宗一郎、ヘンリー・フォード、コーリン・チャップマンら)では、こんな冗談は成り立たないと著者はいう。
本書は、1940年代のAAC815(エンツォ・フェラーリ自身)から、2005年のFXX(ルカ・ディ・モンテゼーモロ)に至るまで、フェラーリが作ったレーシングカーやロードカーについて、著者ならではの人脈で関係者に直接インタビューして編集した膨大なオーラル・ヒストリーである。他に登場するのは、セルジオ・ピニンファリーナ、ルイス・クレマンタスキー、ポール・フレール、キャロル・シェルビー、ジョン・サーティース、フィル・ヒル、ラルフ・ローレンら多彩な面々。特にフィル・ヒルとの長い友情は親密で、ヒルの息子デレクの名付け親にもなった。