「ぼくの伯父さん」のジャック・タチが膨大な時間と製作費をかけて挑んだ野心作で、全編を高画質の70ミリフィルムで撮りあげたフランス映画史上屈指の大作コメディ。半年以上もの時間を費やしてパリ東部に建設した巨大セット「タチ・ビル」の近未来的な都市を舞台に、就職の面接を受けるためにやって来たユロ氏とアメリカ人観光客バーバラのすれ違いや出会いをユーモラスに描く。
タチの没後20年となる2002年にはカンヌ国際映画祭で「新世紀修復版」が上映され、再評価が進んでいる。
興行的には大失敗に終わったものの、再評価が進み、映画芸術の頂点とまで讃えられる傑作。
監督
ジャック・タチ
脚本
ジャック・タチ
音楽
フランシス・ルマルク
出演者
ジャック・タチ
バルバラ・デネック
ジャクリーヌ・ル・コンテ
ほか
Jacques Tati
Playtime 1967年