★ひょ 初版・単行本 / スピンクの笑顔 / 町田康 / 講談社

この他にも小説、思想書、人文書、エンタメ、SF、 ミステリ、古雑誌など出品しております。 #二千二十三零八 【内容紹介】 スピンクがいなくなって、家の中が静かです。保護犬として小説家の主人・ポチの家にやってきて10年、希望とともに生きたスピンクが綴った楽しき日記。突然に訪れた、別れ。「スピンク日記」シリーズ最終巻!「私にとって特別な連載でした」――町田康 保護犬として小説家の主人・ポチの家にやってきて10年、希望とともに生きたスピンクが綴った楽しき日記。突然に訪れた、別れ。 町田康 作家、詩人、ミュージシャン。河内音頭、浪曲などに日常的に接する環境で育った。高校時代にパンク・ロックに出会い、町田町蔵名で音楽活動を始める。やがてバンド「INU」を結成、1981年アルバム『メシ喰うな！』を発表した。バンドでは作詞だけでなく作曲も行い、演奏ではボーカルを担当。『どてらい奴ら』（1986）、『ほな、どないせぇゆぅね』（1987）、『腹ふり』（1992）、『駐車場のヨハネ』（1994）、『どうにかなる』（1995）、『脳内シャッフル革命』などのアルバムがある。1982年からは俳優としても活躍しており、石井聰亙、監督『爆裂都市』、山本政志 監督『ロビンソンの庭』（1987）、若松孝二 監督『エンドレス・ワルツ』（1995）といった映画に出演した。1992年バンド時代の歌詞と書き下ろしを合わせて詩集『供花』を刊行。小説を書きはじめ、1996年に発表した同名の処女作品を収めた『くっすん大黒』でドゥマゴ文学賞、野間文芸新人賞を受賞（1997）。つづけて『夫婦茶碗』（1998）、『屈辱ポンチ』（1998）を刊行、2000年「きれぎれ」で芥川賞を受賞し、一躍人気作家の一人となった。その作品で特筆されるのは、独特のリズムをもった文体と徹底してだめな人間を描く視線の低さである。落語や講釈を思わせる語り物の魅力を備えた文体は、生まれ育った環境で接してきた河内音頭や浪曲、関西の話し言葉などの影響が指摘されている。エッセイ集に『へらへらぼっちゃん』（1998）、『つるつるの壺』、『耳そぎ饅頭』などがある。10年ぶりの第二詩集『土間の四十八滝』（2001）では萩原朔太郎賞を受賞した。 #戦後日本文学 #町田康 #そるてぃ書店 #動物の本 #緑の本棚 #エッセイ集 #犬