①ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調 op.15
クリストフ・エッシェンバッハ(ピアノ)
録音:1966年11月、12月
②ベートーヴェン:三重協奏曲ハ長調 op.56
アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
ヨーヨー・マ(チェロ)
マーク・ゼルツァー(ピアノ)
録音:1979年9月
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
カラヤン指揮によるベートーヴェンの協奏曲集。第1番はクララ・ハスキル・コンクール優勝翌年のエッシェンバッハ、三重奏曲ではムター、ヨーヨー・マ、ゼルツァーと若き演奏家を迎えた清々しい名演です。エッシェンバッハとのピアノ協奏曲は当初全曲録音が予定されていながら第1番しか録音されませんでした。三重協奏曲はリヒテル、オイストラフ、ロストロポーヴィチとのEMI録音が有名ですが、こちらは当時の若手ソリスト3人を起用した録音です。
このエッシェンバッハさんの演奏、凄みとか、圧倒する力感とは遠いところにあるけれど、打鍵一つ一つが磨かれ、それでいて凛々しく、みずみずしいものです。いわゆる名盤やイチオシではないと思うけれど、でもこっそりと仕舞っておきたくなるような素敵な演奏です。それからカラヤンさんの隅々までいきとどいたサポートもさすが。第3楽章ロンドのラスト3分の演奏、たまらなく好きです。何度もコメントしていますが、エッシェンバッハは指揮者に転向するよりも、ピアニストで突き通して欲しかったと思いおます。
三重協奏曲では、まずオーケストラの底力による支えがあること、次に、ヴァイオリン、チェロ、ピアノの3者のバランスがとれていることが重要。 カラヤンの指揮のもと、若きソリストたちムター16歳、ヨー・ヨー・マ24歳、ゼルツァー32歳が奏でる魅力的な演奏です。 第一楽章から「マ」が先導し、ヴァイオリン、ピアノ、オケへと引き継でいくきます。この流れが非常にうまいのです。第二楽章では、オケが控えめで、ソリストたちの演奏をしっとりと聞かせてくれます。第三楽章は、第一楽章もそうでしたが、ムターのヴァイオリンの切れの良いことが印象的です。
輸入盤【ドイツ盤】【希少盤】【入手困難盤】12
盤面小傷ありますが再生問題無し【試聴確認済】
*まとめ買い値引き致します(要事前コメント)
追加1枚に付き各150円引き