リチャード・グード／ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30.31.32番

ベートーヴェン ①ピアノ・ソナタ第30番ホ短調 op.109 ②ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 op.110 ③ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 op.111 リチャード・グード（ピアノ） 録音：1986年、1988年　デジタル 哲人ピアニスト、リチャード・グードによるベートーヴェンの最後の3つのピアノ・ソナタ。ベートーヴェンの最晩年の深淵な世界を聴く。 アメリカ人のピアニスト、リチャード・グードがそのテクニックと音楽センスを十二分に発揮した名演。彼の演奏をまず聴いてみたい人にお勧めの一枚。このオーソドックスであり、なおかつ現代的演奏は、今までの古典的ピアニストのベートーヴェンに飽きた人にお勧め。バックハウスの後継者とも言われる彼のベートーヴェンを聴いてみて下さい。最初の一音を聴けば、買って良かったと思うはずです。 バックハウスやアラウのベートーヴェン演奏を継承するリチャード・グードの名演です。まさに正統的で、内面を深く見つめる視点を持ちながらも、神経質にならないスケール感を持っています。ベートーヴェンをまず聴くなら、「悲愴」「月光」「熱情」の３大ソナタ、その次に聴くのは「テンペスト」「ワルトシュタイン」「告別」のネクスト・３大ソナタだと思いますが、そのつぎに聴くのは、この最後の３曲だと思います。この最後の３曲を聴いたときには、「なんて美しい」「なんて深い」「ちょっと難しい」と思うかもしれませんが、聴くこめば「難しい」はどこかに飛んでしまい「聴く喜び」で満たされること請け合いです。 楽譜に忠実に、響きを重視した美しいタッチの端正な演奏。構成もよく練られており、非常に深い洞察力を感じる。バックハウスの演奏より変化に富んだ新しいピアノソナタ。しかし、それは奇を衒ったものではなくゆるぎない正統性に満ちている。とても約２０年前の録音とは思えない。ベートーベンのピアノ・ソナタの最高傑作にふさわしい演奏です。 ツイッターで矢野顕子さんが、リチャード・グードが弾いたベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を絶賛。「全集をいきなり」では荷が重ければ、まずはこの1枚から。 国内盤【廃盤】帯無し、盤面傷無し　8 ＊まとめ買い値引き致します(要事前コメント) 2枚購入→150円引き、3枚購入→300円引き 4枚購入→450円引き、10点以上は全品150円引き