「人類の叡智が凝縮された“薬”の神秘にゾクゾクする。
専門知識なしで楽しめる、薬と病気の最高のガイドブック‼」
――東京大学薬学部教授 池谷裕二氏推薦!
・ロキソニンで「発熱」と「痛み」が同時に収まるのはなぜ?
・アルコールやワクチンで感染症を防げる理由
・便秘薬がお通じをよくする2つのメカニズム……
胃腸薬から抗がん剤まで。あらゆる薬を見る目がガラッと変わる!
身近な薬のメカニズムを、
元製薬会社研究員が“超”わかりやすく解説。
じつは薬の有効成分は目に見えないほど小さな原子の集まりです。
それらが私たちの体に作用して症状を和らげてくれます。
本書では、有機化学の博士であり、薬理学に精通する著者が、
「薬が効くしくみ」を化学の視点で、超わかりやすくひも解きました。
かぜ薬や胃腸薬、花粉症薬などの身近な薬から、
がんや自己免疫疾患などの治療薬まで、
さまざまな分野の薬がなぜ効くのかを、
知識ゼロから理解できます。
一錠の薬に詰まった奥深い世界に触れることができる一冊です。
【本書の目次】
第1章 薬が効くまでの道のり
第2章 「発熱」と「痛い」はなぜ起こるのか
第3章 アレルギーの鍵穴を埋める
第4章 体を襲う菌・ウイルスと戦う
第5章 生活習慣病を化学する
第6章 じつは奥深い胃腸薬の世界
第7章 より安全な精神科の薬はどうやって生まれたか
第8章 倒すべきは自分由来の細胞
第9章 自分を守るはずの免疫が、病気の原因に