ラヴェル
①バレエ音楽『ダフニスとクロエ』全曲
②スペイン狂詩曲
③亡き王女のためのパヴァーヌ
コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団 ①
合唱指揮:ダグラス・ロビンソン ①
ロンドン交響楽団
指揮:ピエール・モントゥー
録音:1959年4月27-28日①、1961年12月11-13日②③ ステレオ
ピエール・モントゥー(1875~1964)によるラヴェル作品集。59年および61年ということで比較的晩年の演奏ですが、旋律のデュナーミクの施し方も実に息が長く、自然。ロンドン交響楽団の、見事に融け合う管楽器の音色、そしてモントゥーが引きだす弦楽器の高貴な音色も見事な1枚です。「亡き王女のためのパヴァーヌ」での管楽器のまろやかさと弦楽器の高貴さには胸を打たれます。また、「ダフニスとクロエ」のバレエ版は、1912年にモントゥーが初演したものというだけあって、情景感たっぷりの魅惑の演奏となっています。
ステレオ初期の録音ですが、DECCAの優秀録音として、昔から音の良い演奏として知られているもので、作品に必要な色彩感や雰囲気、センスの良さにあふれた美しい演奏は今聴いても実に新鮮です。モントゥーとロンドン交響楽団は相性が良く、1961年に86歳でロンドン交響楽団の音楽監督に就任するにあたり、何と25年もの長期契約を結ぶというジョークをとばすなど、たいへん親密な関係にあったようです。
モントゥーのダフニスは第一部が超名演である。なかでも「全員の踊り」は何人も真似のできない、これぞダフニスの世界。永遠の名演奏!モントゥーの偉大な演奏に圧倒されてしまった。ロンドン交響楽団も実に活気に満ち溢れて美しい。
演奏も録音も最高。モントゥーって、ドイツ・ロシアものでも評価が高いが、やはりラヴェルのようなフランス印象派作品こそ、その真価があらわれている。だてに初演者ではない。天性のリズム感というか、音楽の緩急高低の流れを作るのが天才的で、容易に真似できるものではない。
初期輸入盤、盤面傷無し 11
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