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【内容紹介】
“被疑者”冬木二等兵の「不条理上申」と東堂太郎の「意見具申」とは奏功、奇怪な“事件”は終熄する。醜怪極まりない「模擬死刑事件」による、東堂・冬木らの営倉入りを経て、事態は、教育期間の最後を飾る大珍事によって急転回する。その主人公こそ、大前田軍曹その人だった―。そして、一九四二年四月二十四日午前九時五十五分、東堂は屯営に訣別したのであった。
大西 巨人(1916年(大正5年)8月20日 - 2014年(平成26年)3月12日)は、日本の小説家・評論家。本名は同じく「巨人」と書いて「のりと」。マルクス主義の立場を堅持し、唯物論的観点から個人の尊厳を創作で追究した。小説・批評のいずれにおいても、常に主体を明確にした、論理性を重んじる文体を用いた。1955年2月28日、『神聖喜劇』の稿を起こす。「軍隊を通して戦争時代一般戦争下人間一般を独自的に表現しようと考え出した」と大西は述べている。題名はダンテ・アリギエーリの『神曲』原題「La Divina Commedia」(神聖なる喜劇)から採ったものである。この作品には、野間の『真空地帯』が資本制経済下における階級社会の縮図としてある軍隊を描いていないという問題意識も反映している。1980年、『週刊新潮』が息子の大西赤人と大西野人が血友病を患っていることを報道すると、それを見た渡部昇一が「神聖な義務」と題して「遺伝子疾患を持つ者は子供を産むことを未然に避けるべきだ」と主張し、いわゆる「神聖な義務」論争が起きた。
1992年には、異色の推理小説『三位一体の神話』を発表。その後も『迷宮』『深淵』と社会派推理小説のタッチを援用した文学的なミステリを上梓している。
2014年3月12日、肺炎のため、さいたま市中央区の自宅で死去。97歳没。
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