《audite》=ドイチュラントラジオ・クルトゥーア=
カラヤン生誕100年アニヴァーサリー
ベルリン・フィルとのベートーヴェン・ライヴ
ほんとにスゴイ音で正規初CD化!
1953年『英雄』&1957年『合唱つき』
auditeによるカラヤン生誕100年記念シリーズ第3集はベルリン・フィルとのベートーヴェン。カラヤンでは現状、それぞれ14種と17種の録音を数える『エロイカ』と『第九』。前者がベルリン・フィルとの第二次大戦後初めてのライヴ、後者は首席指揮者および芸術監督に就任後、ベルリン・フィル創立75周年記念のガラ・コンサートのライヴであり、数ある当コンビによる同曲の録音の中でも歴史的な意味をもつ内容です。いずれもすでに複数のレーベルから出ており、若々しく直線的な表現の惚れ惚れするような格好よさや、未だカラヤン色に染まりきる以前のベルリン・フィルのひびきなどに特徴が顕れています。
同じく正規初CD化されたヴェルディのレクイエム(AU.23415)もそうでしたが、ドイチュラントクルトゥーアの看板は伊達ではなく、すさまじい改善効果を音質からはっきりと確かめることが出来ます。真に演奏の印象を一新するほどのちがいなので買い直す価値もおおいにあるというべきでしょう。なお、auditeのポリシーとしてオリジナル・マスターをそのままトランスファーしているため、両曲とも演奏前後に拍手が入ります。(キングインターナショナル)
CD1 [53:23]
・ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調Op.55『英雄』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
録音時期:1953年9月8日(モノラル)
録音場所:ティタニア・パラスト(ライヴ)
CD2 [70:34]
・ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125『合唱つき』
エリーザベト・グリュンマー(S)
マルガ・へフゲン(A)
エルンスト・へフリガー(T)
ゴットロープ・フリック(Bs)
聖ヘトヴィヒ大聖堂合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
録音時期:1957年4月25日(モノラル)
録音場所:ベルリン高等音楽院(現ベルリン芸術大学)大ホール(ライヴ)