LED ZEPPELIN 1976年発売の PRESENCE です。
全編がジミー・ペイジによるハードなエレクトリック・ギターとファンキーなリズム・セクションによるソリッドな演奏によって貫かれている、純度の高い結晶のような大傑作アルバム。彼らの要素を凝縮したような最高傑作曲<1>は、津波の如く強烈に押し寄せるジョン・ボーナムのドラムが尋常でない。
レッチリやレイジ・アゲンスト・マシーン、その他多くのオルタナ・バンドが敬愛してやまない後期ツェッペリンの金字塔的作品。90年代オルタナを通過した耳にも新鮮に聞こえる本作は、それ以前の作品で頻繁に出てきたアコギやキーボードの仕様がなく全編エレクトリック・ギターがフューチャーされているのが特徴。また過度に歪ませず鋭さを強調したそのギターのカッティング、リフと、ファンキーとも言えるリズム隊の緊張感溢れるアンサンブルが聴きどころとなっている。
冒頭の「アキレス最後の戦い」に象徴されるヘヴィなサウンドが盤面全体に緊張感を持たせている。80年にジョン・ボーナムの死により12年に及ぶ活動に終止符を打った彼らの、後期最高傑作と名高い76年の7thアルバム。
批評家筋からの評価は悪くなく、ローリング・ストーン誌は「『プレゼンス』は、この4ピース・バンドが紛れもなくヘヴィメタルの世界チャンピオンである事をあらためて思い知らせてくれる」と賞賛した。大のツェッペリン・ファンである音楽評論家、渋谷陽一も本作を最高傑作としている。とりわけ「アキレス最後の戦い」は高い評価を受け、彼らの代表作の一つになった。音楽評論家の山崎洋一郎は、「アキレス最後の戦い」をこのアルバムのハイライトと位置づけたうえで、「ロックというものを物質化して見せてくれと言われても無理だが、このアルバムはそれに限りなく近いことをやっている」と絶賛している。ペイジ自身も「『プレゼンス』はかなり過小評価されているアルバム。注がれた感情とその一体性という点では最高レベルなんだけどね」と、本作への思い入れを語っている。
アキレス最後の戦い
フォー・ユア・ライフ
ロイヤル・オルレアン
俺の罪
キャンディ・ストア・ロック
何処へ
一人でお茶を
内ジャケットにシミがあります。歌詞カードとレコードは綺麗です。
中古品としてのご理解をお願いいたします。
よろしくお願いいたします