バッハ
①ゴールドベルク変奏曲 (1959年ザルツブルク音楽祭ライヴ)
②3声のインヴェンション (1957年モスクワライヴ)
グレン・グールド(ピアノ)
グールドの伝説的なライヴ録音による「ゴールドベルク変奏曲」!
1982年50歳で惜しまれて世を去ったグレン・グールド。1955年のゴールドベルク変奏曲に始まる彼のバッハ演奏は、それまでのバッハという概念を覆し清新でヴィヴィッドな中に深い精神性を湛え20世紀の新しいバッハ演奏の規範を確立したといえます。このアルバムはグールドが1959年にザルツブルク音楽祭に招かれて行なった伝説のライヴです。
グールドのゴールドベルク変奏曲はまず有名な2種(1955年盤と1981年盤)を聴くべきですが、はまり込んでしまった方が次に聴くべきはこのザルツブルク・ライヴです。スタジオ録音盤とは異なるグールドを体験して下さい。
グールドは1964年以降、コンサートを行わず、スタジオにこもってレコーディングを行いました。そのスタジオ録音は、テープ編集を多用して完成度を高めたものなので、このライヴの臨場感は貴重です。
ザルツブルクでのゴルトベルク変奏曲とモスクワでのインベンションの実況録音。ザルツブルクについては、音を聴く限りではCBCに残っていた放送用トランスクリプションテープからのCD化。演奏そのものは演奏会での一発録りなので瑕疵もあるが、それでも演奏会ならではの緊張感のある演奏が楽しめます。
55年盤は緩急が変奏によって差が激しすぎる。81年盤の緻密で隙がない世界は恐らく彼の頭にある曲そのもの。しかしそれはイデアの世界で現実に体験することは不可能かも。81年盤は彼岸の世界として夢見ながら、そこへの架け橋として当盤を聴く。スタイルとしては55年盤に近いですが、ライブという時間性故に探るようなグールドの手触りが如実に伝わってきます。グールドを聴く幸せな時間を最も感じる音盤です。
輸入盤、盤面傷無し 12
プラケース少しすれあり
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