ビッテン書房

長期自宅保管となりますが、写真のように保存は比較的良好です。ご了承いただけるかた宜しくお願い致します。 他の商品と同時購入希望の方は送料が節約できる場合、割引ができることがあります。その場合は購入に進む前にコメントください。 風が強く吹いている」「舟を編む」「まほろ駅前多田便利軒」などきっちりした名作を世に出している三浦しをんさんですが、この人のエッセイはかなり型破りというか、内容がぐずぐずです。漫画オタクの彼女は、仕事が作家ということもあって、圧倒的に室内で生活する時間が長い。従ってこの日記のほとんどが家の中での出来事なのですが、彼女の脳内のでは様々な事件が巻き起こっており退屈しません。 「ビロウな話で恐縮です日記」というタイトルからいわゆるシモ関係の話が多いのではないかと期待したのですがこれに関する話題は以下のようにほんの少しで残念です。 　 大をした時に限って必ずトイレットペーパーの交換時期に当たる22頁　拭く紙より 象のウ○チはでかい　103頁　快食快便より しかしさすがに売れっ子作家だけあって、言葉選びや表現については唸らされるものがありますよ。 （締め切りで忙しすぎるときは）今悪魔が現れて「そなたの願いをなんでもかなえてやろう」と言ったら「忙しいからどっかへ行ってくれ」と願う程の危機。　今ここにある危機より 人間は相手に対して心にもないいい事（つまりお世辞）を言うことはできるが心にもない悪い事を言うことはほとんど不可能だ。 天地無用は天地（を逆さまにすること）無用 がむしゃらとは「我武者ら」でシャカリキ「釈迦力｝とはまるで違う。 更に彼女の周りには気の利いた友人が多数いるようで彼らからもたらされる逸話もなかなか面白いのです 音大の作曲科の学生の作る曲は複雑怪奇で難しく、楽譜には音大生ですら見たことがないような記号がいっぱいあって、その曲は作曲家本人すらも演奏できないという。人力では再現不能なくらい複雑な打楽器の指定とかがあるらしい。Nさんの話より