サットン
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4「表題の「十年」は、昭和１０年より同２０年に亘る１０年間を指すもの、多事多難を極めたその間の世道人心の、たとえ一端にもせよ、新聞紙上の連載１６０回、原稿紙５００枚に盛ることの無理は、最初から予想されたが、他に急速なる発表機関もないままに、敗戦後間もなく稿を起こした。これに先だつ数年間、事実上発表禁止の状態を経て、感想随筆を除き、最初の製作に、紙幅の不足も承知、執り馴れぬ筆の渋滞をも押し切って、敢えて着手した所以のものは、当時まづ第一にはけ口を覓（もと）めていた題材だからで、言うところの「芸瘁」とは、おのずからその趣を異にするものなしとしない。。今にしてそのことの是非を弁ずる余裕を失っていたのは己が省られる。（後略）「後記より」
このように本著は昭和２０年１２月から昭和２１年６月まで東京新聞に１６０回に亘って連載されものです。
好学堂・昭和２２年４月初版発行の里見弴「十年」函付きです。
経年の割にはヤケは少なく、シミや、書き込み、蔵書印などもありません。函、本体とも造りは確りとしています。
７６年前の古書であることをご理解の上、購入の検討をお願いいたします。
翻譯里見弴 「十年」 初版本・昭和２３年・好堂社・函
¥ 1,600
奥野健男 「素顔の作家たち」 初版本・昭和５３年・集英社・帯付
¥ 1,200
奥野健男 「芸術の辺際」 初版本・１９９０年・阿部出版
¥ 800
奥野健男 「無頼と異端」 初版本・昭和４８年・国文社・函
¥ 1,000
奥野健男 「文学は可能か」 初版本・昭和３５年・阿川弘之宛献呈署名・函・帯
¥ 1,700
鳥越憲三郎 「神がみのエロス」 初版本・昭和５１年・新人物往来社
¥ 800
野村尚吾 「谷崎潤一郎 －風土と文学―」 初版本・昭和４８年・中央公論社・帯付
¥ 700
楡周平 「ターゲット」 初版本・１９９９年・宝島社
¥ 500
瀬戸内晴美 「美は乱調にあり」「遠い声」 ２冊セット
¥ 1,300
ジェームス・三木 「徳川三代」 ３巻セット 初版・１９９９年・NHK出版
¥ 1,600
車谷長吉 「赤目四十八瀧心中未遂」 直木賞受賞作・平成１０年・文芸春秋・帯
¥ 500
「私のベートーヴェン」 初版本・昭和５３年・帰徳書房・帯付
¥ 1,500
谷崎潤一郎 「三つの場合」 初版本・昭和３６年・中央公論社・函
¥ 1,300
室生犀星 「瞼のひと」 初版本・昭和１７年・偕成社・函
¥ 800
大原富枝 「於雪」 昭和５１年・女流文学賞受賞作・中央公論社・函
¥ 800
永井路子 「きらめく中世」 初版本・平成７年・有隣堂
¥ 600
佐多稲子 「一つ屋根の下」 初版本・昭和３７年・中央公論社・函
¥ 600
杉本章子 「東京新大橋雨中図」 １９８９年・直木賞受賞作・新人物往来社・帯付
¥ 700
平岩弓枝 「平安妖異伝」 初版本・２０００年・新潮社
¥ 500
永井荷風 「小説 吾妻橋」 初版本・昭和３２年・中央公論社・函
¥ 1,800
遠藤周作 「女」 初版本・１９９５年・講談社・帯付
¥ 900
小林秀雄 「考えるヒント２」 初版本・昭和４９年・文芸春秋・函・帯
¥ 800
小宮豊隆 「中村吉右衛門」 初版本・昭和３７年・岩波書店・函
¥ 900
里見弴 「文学」 初版本・昭和１５年・小山書店・函
¥ 2,300
梶木剛 「長塚節」 初版本・１９８０年・芹澤出版・函
¥ 1,200
坂東眞砂子 「岐かれ路」 初版本・２００４年・新潮社・R１５指定・帯
¥ 500
松本清張 「眩人」 初版本・昭和５６年・中央公論社
¥ 900
高村薫 「新リア王」上下 ２冊セット 初版本・２００５年・新潮社
¥ 1,300
藤井重夫 「虹」 初版本・直木賞受賞作・昭和４０年・文芸春秋
¥ 1,000
「ピカソとの１７年」 ラポルト 初版本・１９７７年・美術公論社・宗左近訳
¥ 900
