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《品切稀少本》 声の呼吸法 美しい響きをつくる 米山 文明　 平凡社ライブラリー 定価: ￥ 940+税 声を無理なく響かせるには、姿勢、呼吸、身体のリラックスが大切。声帯障害の専門医ならではの実践例を、わかりやすいイラスト付きで伝授する。呼吸法と声を結びつけた初めての書。 〈平凡社web ページより〉 第１章　生き物の呼吸と声の不思議 第２章　呼吸と声のしくみ 第３章　息から声へ 第４章　声をよくするエクササイズ 第５章　声を計る 第６章　音を見る、声を見る 米山文明 1925年、静岡県生まれ。1950‐65年、東京大学医学部耳鼻咽喉科学教室で、音声言語医学を専攻。医学博士。東京芸術大学、桐朋学園大学などの教職を経て、くらしき作陽大学客員教授。沖縄県立芸術大学、愛知県立芸術大学講師。日本声楽発声学会理事長。1965年以降、東京・渋谷に診療所を開設。2001年、呼吸と発声研究所設立。（2010年、一般社団法人） 著作多数。 呼吸法だけに熟練しても必ずしもよい声が出るとは限らず、発声法のみにすぐれていても、必ずしも効率の呼吸をしているとは限らないということがしばしばあります。歌やことばを使うことを職業にしている人々は必ず呼吸が重要だといい、腹式呼吸でやりなさいと指摘します。ところが具体的にどこをどのように使ってゆけばよいかという点になると、各個人によってかなりばらばらで、練習方法の順序や体系づけがほとんどありません。……。 体は声をつくる楽器であるとよくいわれます。まさに声のエネルギー源は息ですし、その声を調節するためには後述するように全身の筋肉、関節を総動員します(第2章)。 そして空気の流れで音をつくるには、声帯を中心にしたのど、首、肩などの周りを自在に操作する必要があります。 さらにその音源を脚色、応用したり、ことばをつくる(発する)ために共鳴器官やあご、舌、唇、口蓋などの構音器官を自由に使いこなさなければなりません。 普通の楽器は他動的に操作しなければ音をつくることはできませんが、声は音源をつくる素材の調達から、音にするまでの駆動力、さらに高さ、強さその他各種の変化、応用まですべて一人の人体の中でまかなえます。 ……。 〈はじめに　より〉 オペラ歌手エディタ・グルベローヴァやエレーナ・オブラスツォヴァなどのエピソードもあります。 美品