ちはやふるかみよもきかずたつたがはからくれなゐにみづくくるとは
(神々の時代にも聞いたことがないくらいうつくしく、龍田川が散った紅葉で唐紅にくくり染めされています)
百人一首の在原業平の和歌をモチーフに加賀ゆびぬきのイヤリングを作りました。
流れる川とそこに舞いおちる紅葉をイメージしています。
絵のように鮮やかな色彩感覚ですが、この歌は実際、風景を見て作ったのではなく、屏風に書かれた龍田川の絵を見て作ったのだそうです。
その和歌を詠むように仕向けたのはかつての恋人です。
業平はかつての恋人を称える気持ちも込めて、この和歌を詠んだのではないかと私は思います。
「ちはやふる」のバレッタ(https://minne.com/items/21911180)、かんざし(https://minne.com/items/21911322)と同じ色の絹糸を使ってイヤリングに仕立てました。バレッタ・かんざしよりも細めに作ってあります。
赤いフロッキービーズがアクセントになっています。
金具の色はロジウムです。耳に当たる部分にシリコンのカバーがついていますが、取り外し可能です。
この形のイヤリングは、友人のアドバイスを受けて、以前実験的に作ったものです。
まったく同じものを作るのが難しい加賀ゆびぬきで左右揃ったイヤリングを作るのにはとても時間がかかりますし、輪っか状のゆびぬきをそのままイヤリングにすると、形を保つために小ぶりにする必要があります。
ですが、この作品はひとつの大きなゆびぬきを2つに分けて、しずく型に整えて作っています。
そうすることで、左右の模様も自然と同じになりますし、ゆびぬきの美しい模様がきれいに見える大きさで、インパクトもあります。
鮮やかな色彩で、顔周りをぱっと明るくしてくれます。
大きめの揺れるイヤリングは小顔効果もあります!
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るまんとは、ハンドメイド以外に、歌人としても活動しています。
およそ31音にこころや風景、あらゆるものを表現する短歌というものに魅せられてもう20年以上続けています。
ゆびぬきも、短歌・和歌も現代人にとってそれほど身近とは言えないものです。でも、もっと身近に感じてほしい、気軽に身に着けて、口遊んでほしい、そんな気持ちで、百人一首の歌をモチーフにしたゆびぬきアクセサリーを作る《百人一首シリーズ》を始めました。
るまんとの作品がゆびぬきや和歌・短歌に触れるきっかけになれれば、とてもうれしいです。
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加賀の工芸品、加賀ゆびぬきをアレンジしたものです。
加賀ゆびぬきはその名の通りお裁縫に使うゆびぬきとして作られてきたものです。
なので、普通は指輪くらいのサイズなのですが、るまんとではそれをアレンジゆびぬきとして大きくつくってアクセサリーに加工しています。
表面は布を貼ったように見えますが、ひと針ひと針、絹の手縫い糸でかがって模様を作ってる、刺繍の一種です。
模様面は絹糸のすべすべつやつやとした質感です。
絹なので高級感がありますが、ぜひ日常のカジュアルな場面に取り入れてください。おしゃれ度をワンランクアップさせてくれます。
模様面は絹糸でできているため、濡れ・汚れに弱くなっています。
濡れた時はこすらず水分を拭きとって乾かしてください。
水にぬれたりした場合は、こすらないように水気をとってから乾かしてください。
表面は絹糸ですので、汚れには多少弱くなっております。
また、角の部分から、多少下地が見えることがあります。
完璧な商品をお求めの方はご遠慮ください。
モニターによって、多少色合いが違って見えることもございます。
商品に関してご質問がありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
ひとつひとつできる限り丁寧に製作していますが、ハンドメイド品ですので、ご理解よろしくお願い致します。
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