糸魚川 青海川ラベンダー翡翠から制作しました。
ソバカスの様な黒い点がたくさん現れたカットピースでした。ソバカスまるけだな、と思って見ていると、不意にソバカスが笑ったように感じられました。笑った外国女性の顔が目の当たりに浮かんで来たのですが、名前が思い出せません。
60年代の歌手、女優で思い浮かぶ名前で検索してもその笑顔が出てこないのです。2日3日探したのですが、結局笑顔にたどり着けませんでした。不意に、スポーツ選手ではないかな、と思い当たる名前を探して、遂にたどり着きました!
札幌オリンピックの女子フィギュアスケーターのジャネット・リンです!
そして、この子をジャネットと名付けました。
貴方のお守りとして何時も貴方の行動にお供させて頂けると作者としては嬉しく思います。
このラベンダーヒスイには蓮華石という黒いソバカスの様なシミが点在しています。
国立科学博物館の松原聡先生によると、このソバカスは、蓮華石Sr4ZrTi4(Si2O7)2O8(ストロンチウム、ジルコニウム置換体)という新鉱物で、ヒスイ翡翠のとりわけ小滝川、青海川のラベンダーヒスイにのみ見られるものだそうです(松原聡先生著:翡翠がわかる)。
ある意味、糸魚川ラベンダーヒスイの証明書の様な新鉱物です。
また、蓮華石が発現している周りのラベンダー色は、そうでない部分の色に比べ、若干濃い事が感じられます。
作者は作品の表面には何も処理をしていません。最終研磨は1ミクロンの砥粒を使用しています。
研磨を進めていき10ミクロン位迄は表面の状態にあまり変化は有りませんが、7ミクロンに進むと、途端に光沢が出て来て命を吹き込んだ、と言う感覚を覚えます。
そして2.5ミクロン位から表面の凹凸が目立つ様になって来ます。
この凹凸はヒスイ輝石、オンファス輝石の結晶の先端を研磨剤が切削していくと砥粒サイズより薄い部分がポキッと折れて凹みが発生するものと考えています。
2.5ミクロン、1ミクロンと研磨を進めても表面の外観に大差は感じられません。従って、この細かい凹みは1ミクロン前後の凹みであろうと考えています。
これは作者が現役時代、断面観察用供試体を製作した経験から想像しています。
樹脂コーティングをすると、このへこみは見えなくなると思います。
いわば、この細かい凹みは無処理の証と言えるのではないか、と考えています。
無処理ですので、紫外線等による劣化は限りなく低く、長くこの色合いを楽しんで頂けると確信しています。
サイズ
長さ : 35.4mm、幅 : 26.3mm、厚み : 14.4mm、重量 : 23.2g
比重 : 3.09
光 : 殆んど通さない
天然石ですのでクラック、不純物を含んでいます。ご理解の上ご購入下さい。
紐が1本付属します。紐の色をお選びください。
紐は左から2㎜太さのピンク、緑、青、ラベンダー、黒と1.6㎜太さの赤と紫です。
紐は消耗品です。スペアをお持ちになることをお勧めします。
勾玉お買い上げの方には1本100円でお分けさせて頂きます。
ポーチが付属します。黒、ブラウン、ワインレッドからお選び下さい。
天然石の特性上、クラックが有りますのでご承知の上ご購入下さい。
素人の手加工で大きな傷は極力研磨して取り除いていますが、磨き残し、不整形部分が有る可能性が有ります。
紐(コード)の色をご指定下さい。