咲き乱れる椿 繚乱椿文盃 KO-7 【萩焼 盃 ぐい吞み 椿 厚東孝明作】
厚東孝明先生が手がけた、萩焼の美しい盃をご紹介します。掻き落とし技法で、繚乱と咲き誇る椿文が描かれています。淡いピンク色の椿が、深い緑色の背景に映え、まるで庭園のような美しい世界を作り出しています。
この盃は、平盃や大きめの猪口としても使えるので、様々なお酒をちょっとずつ楽しむにもぴったりです。また、萩焼の焼成技法によって、隙間からお酒が漏れにくく、じっくりとお酒を楽しめます。
オシャレでモダンなデザインなので、大人の社交シーンにも溶け込みます。お酒好きな方や、萩焼が好きな方には、特におすすめです。
取り扱い上の注意として、萩焼は手作りのため、色味や形が異なる場合があります。また、電子レンジや食洗機にかけることはできません。愛情を込めた手洗いで、長く愛用していただけると嬉しいです。
Hagi Ware(萩焼)
ceramic artist:厚東孝明作
萩焼作家の厚東孝明先生の盃です。
掻き落とし技法で咲き乱れる椿文を描いています。
おおよそのサイズ
径10cm、高さ4.4cm
厚東 孝明 Koto Komei
土とのつきあいを基本にして将来はオブジェに自己表現を
生年月日 1975年8月15日
出身地 山口県萩市
所属 日本工芸会
萩陶芸家協会理事
窯元名 小萩窯
開窯年 1970年
受賞歴
2005年第25回西日本美術展 山口県知事賞受賞
2010年第6回萩市美術展 萩市長賞受賞
2012年第29回田部美術館茶の湯造形展 入選
2019年現在形の陶芸 萩大賞展Ⅴ 入選
2020年第4回日本陶磁協会 現代陶芸奨励賞 中国・四国展 入選
大阪の専門学校、京都造形芸術大学で陶芸、彫刻、ガラス工芸を学んだのち、帰萩して父建信に師事。「小さいころから、父の姿を見て育ちましたので、(陶芸の道に)あまり抵抗がありませんでした」。京都時代、卒業制作を前衛的なオブジェにするかどうか迷っていたところ、先生にいわれた「やったらよろしいがな」の明快なひと言に、「だれに何をいわれようが、自分のやりたいことをやろう」と生き方までを決めたそうです。
作陶生活に入って早速、萩焼新進作家展に出品します。作品は掻き落しの鉢です。化粧掛けをした素地を剣先などで掻いて文様を刻む手法で、砂を混ぜた鬼萩風の素地を削ると温もりのあるモダンな感じに仕上がり、「洋花に映える」と花器にも応用していく発想が芽生えます。続いて父建信との親子展も開きました。
「恥をかいてこい」と勧められた二回の出品で、展示の仕方、人と交わり、話ができる雰囲気が分かりました。父の作品に似ているといわれ、「ちょっとうれしい半面、早く自分の作品とわかってものえるものを作りたい」 形のモチーフは、景色、建物、町、自然と目に入るものすべてが対象となります。また、焼きから逆算して成形はロクロ、手捻り、型づくりか、そして、のぼり窯かガス窯か、釉薬はと、どうしても考えこんでしまいます。しかし、「練りこみなど土とのつきあいが大切、粘土にこだわり、気持ちを入れること」という原点に立ち返り、「簡単なものほど大変」という心境に至ります。
「有言実行」がモットー。技術とともに、精神を集中し、平常心を鍛えて、これからは茶陶にも精進。いずれはオブジェにも挑戦する、今はその準備期間のようです。
木箱が必要な方はお申し出ください。
先生にお願いして作っていただきます。
費用は別途必要となります。(納期は2週間程度)
・作品を厳重梱包する為、作品よりも多少大きめの梱包になる場合がございます。
・ご購入いただいた作品の税込価格が30万円以上50万円以下の場合はゆうパックセキュリティ、50万円を超える場合は佐川急便(保険付)或いは一般書留での配送となります。