KARASUMA KYO‘S GALLERY

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ショップ「KARASUMA KYO‘S GALLERY」の紹介形が大好きです。メゾチントの深く底知れない黒に魅せられて作品を作っています。つるつるの銅板にベルソー(ロッカー)という刃先が何枚にも分かれている道具を用い無数の傷を付け、目立てというささくれを作ります。バニッシャーという金属のヘラのような道具で磨くことにより、インクを詰めてふき取ると白さが表現できます。磨き具合で白から黒へのグラデーションが表現できます。10センチ四方の銅板に目立てをするのに休みなしで約10時間近くかかります。これを手抜くと背景の黒の深みが出ません。大変手間と時間がかかる銅版画の手法です。是非これらの作品に込められた手間と時間に、作者の思いと時の流れを感じて戴けたら嬉しいです。烏丸 京(からすま きょう)の自己紹介2010年 手ぬぐい展(千葉、東京)     版画グループ展(千葉) 2011年 TACTの動物たち展(銀座)2012年 版画二人展(銀座)     手ぬぐいグループ展(千葉、東京)2013年 銅版画個展(メゾチント)(銀座)     第58回CWAJ現代版画展入選2014年 第59回CWAJ現代版画展入選     第3回FEI PRINT AWARD入選     第10回 蔵書票展 出品(東京)