世紀末と楽園幻想
池内 紀
白水Uブックス 1992
目次
2つの顔-クリムト
すべては生きながら死ぬ-シーレ
変貌記-ココシュカ
お馬とペガサス-シュヴィッタース
夢見るテイレシアス-フックス
「百水」のほとり-フンデルトヴァサー
悪魔と諧謔-モーリッツ
その実はわが口に甘かりき-ヴンダーリヒ
絵文字の謎-ボス
装飾の天才-デューラー
直視と幻視-ゴヤ
夢の文書-ルソー
記憶の目-シャガール
現代のイコン-デルヴォー
壁抜け男-フォロン
宇宙幻想-ピラネージ
ピエロの帰還-ビアズリー
人工楽園の花の香-バイロス
イヴの笑い-シュトゥック
追う人逃れる人-ホドラーとムンク
封印された楽園-セガンティーニ
影の博物誌-ルドン
帯なし
近年とみに注目を集めているバイロス、クリムト、シーレ、デルヴォー等、世紀末の非リアリズム画家を既成の枠にとらわれず新たな視点で自由に語った美術エッセイ集。
世紀末美術を貫いている主題、エロスと死のモチーフを中心に楽園じみた「もう一つの世界」への甘美なよびかけを展開する。 (版元内容紹介より)
帯なし
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