「ゴードン・スミスの日本怪談集」
リチャード・ゴードン・スミス / 荒俣宏
角川書店 2001 初版
神秘と怪異に溢れた幽玄な物語の数々。ラフカディオ・ハーンと同じく「お化けの国」日本を探訪していた博物学者ゴードン・スミスによる「まぼろしの書」が、壱百年の時を経て蘇る。
大発見!ついに発掘されたもう一つの怪談・奇談・・・・。ラフカディオ・ハーンと同時期に日本の怪談・奇談をまとめていたイギリスの博物学者ゴードン・スミス。美しく幽玄な挿絵とともに怪の世界を紡ぎ出す「まぼろしの書」が100年の時を経てよみがえる!!
イギリス人博物学者が明治初期に日本各地で収集した怪談奇談250余編から選ばれた16作を収録。残念ながら気味悪さや怖さは薄い。全体にあっけらかんとしているのは著者の気質か、翻訳者の狙いか。今までに聴いたことのない話ばかりなのに馴染み深く感じるのは、何とも不思議な感覚だった。伝承の根底に通ずるものは似ているのだと改めて思う。そして何より富豪の著者が日本人絵師に書かせた美麗な挿絵がおどろおどろしくて大変素晴らしい。『猫塚』と『帰ってきた名刀、幸丸』が好き。調べてみても幸丸という刀は見つからなかったので気になる。(レビューより)
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