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100分de名著 フランツ・ファノン『黒い皮膚・白い仮面』 ◆小野正嗣(NHK出版)2021年2月

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100分de名著 フランツ・ファノン『黒い皮膚・白い仮面』 ◆小野正嗣(NHK出版)2021年2月
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小野正嗣著、「100分de名著 フランツ・ファノン『黒い皮膚・白い仮面(Peau noire、masques blancs)』」です(NHK出版、2021年2月刊)。状態は、未使用に近く、非常に良好です。送料は、クリックポストで185円です。

★内容: 『黒い皮膚・白い仮面』は、仏領マルティニーク島生まれの精神科医、フランツ・ファノンによる1952年の著作である。この本が、Black Lives Matter(BLM)運動が広がるいま、静かに読み直され始めている。ファノンは、アフリカから連れて来られた奴隷を祖とする黒人であり、若き日は、叶う限り白人に同化しようとした過去をもつ。しかし、どれだけ努力しようとも差別はやまず、仏本国で圧倒的な疎外感にさいなまれた彼は、やがて精神科医となり、なぜこのような差別が生まれるのかという問題を精神医学・心理学を武器に使って解明しようとする。その集大成である『黒い皮膚・白い仮面』を通して、「差別とは何か」、「差別はどうして生じるのか」、「どうやったら差別を乗り越えることができるのか」といった普遍的問題を深く考えたい。

 古今の文学や思想を渉猟しながら、ファノンは、差別が単に差別する側の心理機制だけでなく、その差別の構造を内面化し自発的隷従に陥ってしまう黒人側の心理機制をも明らかにし、その背景にある社会構造にもメスを入れる。その上で、どうやったらその差別の構造を乗り越えることができるのかを指し示そうとする。この書は、単に人種差別を告発するだけにとどまらない。この問題が、すべての「人間」につながる普遍性を帯びていることを明らかにしていく。虐げられた黒人たちを目にして私たちが動揺するのは、彼が人種差別の犠牲者であると同時に、虐げられ辱められているのが「人間」そのものだからである。ファノンの思想は、人種や言語の壁を超えた普遍的な痛みを共有することを私たちに求めている。

★フランツ・オマー・ファノン (Frantz Omar Fanon、1925 - 61年) は、カリブ海の仏領マルティニーク島生まれ。植民地主義を批判し、アルジェリア独立運動で指導的役割を果たした思想家・精神科医・革命家。ポストコロニアル理論の先駆者としても認識されている。第2次大戦中、「自由フランス」に参加し各地で戦った。戦後、リヨン大学で精神医学の学位を取得し、1952年に『黒い皮膚・白い仮面』を発表。翌53年に仏領アルジェリアのブリダ・ジョアンヴィルにある精神病院に赴任した直後、アルジェリア独立戦争が勃発し、人生の転機となる。民族解放戦線(FLN)に徐々に身を投じていき、機関誌に精力的に寄稿するなどして、アルジェリア革命のスポークスマン的役割を果たした。1958年に『アルジェリア革命第5年』(『革命の社会学』に改題)、1961年に闘争の総決算たる『地に呪われたる者』を書き、同年白血病で夭折(享年36)。翌1962年にアルジェリア独立。死後、『アフリカ革命に向けて』が出版された。

★著者、小野正嗣は1970年、大分県生まれ。小説家、比較文学者、フランス文学者。東京大学教養学部卒業、同大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程単位取得退学。マリーズ・コンデを論じた博士論文でパリ第8大学Ph.D。2001年『水に埋もれる墓』で朝日新人文学賞、その後『にぎやかな湾に背負われた船』で三島由紀夫賞、『水死人の帰還』で芥川賞候補、『九年前の祈り』で同賞受賞。訳書にV・S・ナイポール『ミゲル・ストリート』(小沢自然との共訳)、ポール・ニザン「アデン、アラビア」ほか。東京大学教養学部助手、明治学院大学文学部准教授、立教大学文学部准教授・教授、放送大学客員准教授、早稲田大学文化構想学部教授などを務める。

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