国内の取扱は不明ですが、海外では人気の機種なようです。
シリコントランジスタ(BC549C)とゲルマニウムトランジスタで構成されています。ゲルマトランジスタは国内外含めいろいろな型番を試して国産のものを使用しています。Fuzz Faceっぽい回路ですが、Fuzz Faceの改良路線ではなく、独自コンセプトで設計・改良されていろいろ手が入っています。
出力にトランスが使われているのが変ったところでしょうか。Octave Fuzzで使われるようなアッパーオクターブを作るためではなく、サウンドにトランスならではのサウンドの味付けを足すのが目的だと思います。1:1のトランスなので、理想上では信号をアイソレートするだけで入力がそのまま出力されて何もしないはずですが、実際には、やや歪んだりとトランスのクセが音に加味されるはずです。ゲインが高い場合は、ここでの歪もやや強くなると思います。そこまで強い効果があるわけではないと思いますが。
左のフットスイッチはモード切り替えです。ONでHIGHモードで、OFFでLOWモードのモードです。
ONのときはLEVEL HIGH(HIGHモードの音量)とHIGHノブ(HIGHモードのゲイン)が効きます。
OFFのときはLEVEL LOW(LOWモードの音量)の設定が効きます。
LOWはHIGHモードでも効くのですが、基本的にはLOWモードのゲインと考えるのがよさそうです。モード関係なく効くGAINもあるにはあるのですが、LOWとHIGHの効果の方が大きいと思います。
HIGHとLOWのノブはオリジナルでは内部トリムになっているものを表に出しました。おそらくこのほうが調整しやすいと思います。
内部に昇圧回路が入っており、スイッチで9Vと27Vに切り替えできます。かなりオーバーヘッドの広いサウンドを楽しめます。電圧切替は単純な切り替え回路なので頻繁に切り替えると他のパーツに負担がかったり、場合にはご動作を引き起こす可能性ががありますのでご注意ください。電源を入れる前に設定する方が良いと思います。電源を入れたあとに切り替えて音がおかしいなと思ったら一度電源を切って、しばし間をおいてから電源を再投入してください。27Vのときは音量が上がりますが9Vのときのほうが歪みと思います。
かっつり歪ませるFuzzというよりはFuzzテイストなプリアンプ/ブースターという感じがします。アンプをドライブさせる用途などにも向いていると思います。
自作のラベルシートを貼っています。
トゥルーバイパス仕様です。
ケースは、1590Bよりやや厚みがあるタイプで、1590BBMと呼ばれるサイズと近い大きさです。
電源はセンターマイナス9Vです。9V以上だと壊れるので使用しないでください。電池は内蔵できません。
動作確認済。
本体のみの出品です。
- 個人の自作かつ元々自分で使うために作ったものですので、作りとしては多少の粗さがあることはご了承ください。
- 入金確認後翌日発送の予定ですが、仕事の都合などで遅れる場合があります。その場合は予め予定をご連絡いたします。
- 現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いします。落札後の動作サポートも基本はいたしません。
- すぐの対応ができない場合があるため、落札日当日の質問は返答できません。
- 落札後、24時間以内のご連絡いただけない場合、2日以内にご入金いただけない場合は、お取引を停止させていただく場合があります。
◆よくある質問
- 以下については対応可能な場合もあるので、質問欄からお問い合わせください。
- 以前出品していたあの機種を出品してほしい。⇒当方が設計した基板を使ったものは再度出品可能です。
- ラベル無しで作って欲しい。⇒対応可能です。
- この機種を作って欲しい。⇒当方で興味があり、かつ回路図が手に入るものの場合はリクエストにお答えする場合があります。ビンテージ系機種はパーツの入手性や製作の手間を考えると限られたものになります。
- こんな改造をしてほしい。⇒出品しているものの改造等のリクエストは内容により可能です。市販品の改造、修理は基本的には行っていません。
- 個別のリクエストの対応した場合でも基本的には出品します。もしほかの方に落札された場合は再度リクエストしてください。また予定より遅れる場合もあります。質問欄等でご連絡いただければ状況をお知らせします。
