クラシックギターを改造して鉄弦仕様にした物で
その後のFGシリーズの先駆けとなった製品です。
シリアルは208602なので1962年です。
かなり変わったブレイシングです。
艶が出るまで、しっかり磨いていますがラッカー塗りのため打痕が目立ちます。
糸巻きのシャフトの3弦部分が少し曲がっています。
フレットは真鍮で2弦3フレが4割くらい凹みがあります。
その他はほぼ凹み無しです。
指板はナットと1フレの間が傷んでいましたので埋めています。
1フレ-3フレ間も少し傷みがありましたので埋めています。
サドルが欠落でしたので2mmの真鍮棒を入れています。
本来は4mmの骨棒が入っていたと思いますが
弦高を下げる為に2mmとしました。
サドルは貝のインレイが入っていますがその下に
ボルトナットが入っていてサドルが外れないようにして有ります。
糸巻きは外して洗浄、フレット研磨、指板洗浄はしています。
問題点です。
ヘッドのロゴの金文字が薄くなっています。
ラベル下の裏板補強にクラックがありますが
位置が悪くプレスが出来ず接着できませんでした。
古いもので板と板の間にわずかな隙間が出来たところも
できるだけタイトボンドで埋めています。
弦は新品弦を張っていますが、かなり細く、ゲージが不明です。
多分0.10程度と思います。あえて細めを張っています。
クラシックギターと同様でネック反りが生じても直しようがありません。
1音ドロップ(E→D)で弦高1弦/6弦で約3mm。
奇跡的にオクターブがほぼ合っています。
6弦:#20セント、5弦:0、4弦:♯10セント
3弦:0、2弦:#10セント、1弦:0
この程度なので実際に使用できます。
価格は不明ですがNo.10が3800円でしたので同等でしょう。
物価推移から62年から5倍程度なので現在なら2万円程度です。
仕様
表板:エゾマツ単板(スプルース近材)
背/側板:楓杢単板(メイプル)
指板:柞(いすのき)※国産材の中で最も硬い。
全長:990mm/弦長:645mm
適当なソフトケースと細めのストラップ、カポタストが有ります。
発送はゆうパック170サイズです。
(2025年 2月 7日 11時 21分 追加)弦高は高くなく、オクターブもほどほどなのですがカポを使うとチューニングが少しずれます。
カポをしたまま再チューニングが必要です。
カポは弦の面がラウンドでは無くフラットな物を選んでいます。