【製品について】
フランスMontreuil にある、仏 Audax 社のSonosphereシリーズ。すでに、ビンテージの範疇に入ると思いますが、 SP12,16,20の3種類があります。(SonosphereのSPシリーズは、この後、SPRシリーズに引き継がれていきます。)表面の仕上げは、白の艶出し塗装、黒の梨地塗装、クロームメッキの3種類がありますが、出品のSP12は黒の梨地塗装になります。エンクロージャー本体は金属で、フロントグリルは樹脂で作られています。専用の台座及び元箱付き。Pairでの出品になります。 搭載のユニットは3.1インチ(8㎝)フルレンジ。Audax 社のHT080系のユニットと思われます。
デザイン、音質ともに、仏 Audax 社らしい、フレンチ・サウンドのエスプリを感じさせる粋な製品だと思います。ジャーマン・ビンテージの高域を艶っぽくした音といったらよいでしょうか。小型の割に、よく響く低音に華やかな中高域は、やはり独自の魅力があります。奥行きの深い、生々しい音場は、一番小型の機種でありながら、SPシリーズ3機種の中で、最も高く評価されていたことも納得できます。(Web.上にも紹介記事がありますので、そちらもご参照いただければと思います。)
また、小型システムには極端に低能率なものがよく見受けられますが、この製品は、それほど低能率ではありませんので、真空管のシングル・アンプでも鳴らすことができます。(1950年代のビンテージ・ユニットに較べれば低いですが。)
台座は、よく考えられた作りで、マグネットによって、向きや角度を360度、自由にセットできます。
球体の直径がおよそ12㎝と小型のシステムですので、当方、机の上のサブシステムとして愛用してきました。
ビンテージのAudax スピーカーは数も少なく、レアな品と思いますので、古いフレンチ・サウンドの、特にAudaxファンにお譲りできればと思います。
【商品の状態について】
○ 状態は良好です。エンクロージャー、フロントグリルともに傷みはありません。外からグリル越しに見る限り、コーン紙、エッジについても傷みはありません。
○ DCR は揃っており(公称インピーダンス4-5Ω。4Ωの扱いでよいと思います。)、音圧差も通常の使用で問題の無い範囲に収まっています。
〇 ケーブルは直出し。卓上での使用に合わせたのか、長さは、それぞれおよそ1.5m。当方では卓上使用のため問題ありませんでしたが、一般的な使用では長さが不足すると思います。したがいまして、先端にケーブル・コネクターを付けておきますので、不足の場合はこれに現在使用しているケーブルを繋いでください。(長さが十分な場合コネクターを外して、付属のケーブルをそのままアンプに繋いでください。)
【その他】
発送はヤマト宅急便、1ヶ口。送料着払いでお願いします。(即決価格で落札いただいた場合は、送料は当方で負担させていただきます。) ジャンク品としての出品ではありませんので、輸送中の何らかのトラブルで、製品としての機能に問題があったり、状態が説明と著しく異なったりした場合、2週間以内に、その旨ご連絡いただければ、返品は受け付けます。
なお、同時に、趣味の音響製品を何点か出品しておりますので、よろしかったら、そちらもご覧ください。