TAMA ローズウッドのスネア「AR33325」です。
サイズは14×3.25インチです。
メインで使用しておりましたので使用感はありますが、不具合はありませんのでご安心下さい。
TAMAはローズウッド材のみを使用したスネアを1980年代から2007年までの間製造しておりました。
そして、2024年に星野楽器(TAMA)50周年モデルで限定再販されましたが、サイズは14×5.5インチと14×6.5インチの2種類のみで、この浅胴モデルはありませんでした。
個人的にはローズウッドは浅胴モデルが一番良いので、50周年記念モデルで浅胴を造らなかったのは意外でした。
このAR3325はインディアン・ローズウッドを9プライ、約6mmの厚さに仕上げています。
ローズウッドは形成も非常に難しく大量生産も進まないため経費が掛かります。
それ故に100%ローズウッド材を使用したスネアは他社メーカでは、ほとんど製造されていませんでした。
そんなローズウッドのスネアを長期に渡って製造してきたTAMAですが、特に浅胴タイプはノウハウの蓄積により頻繁にパーツの仕様が変わり、文字通りバージョンアップしてきました。
具体的には、特にラグ部が顕著です。
1980年~1995年の「RWシリーズ(初期ARシリーズ)」に代表されるラグはシングルラグはシェルへの接地面積が小さく、サウンドがミュートされない利点はありますが、とにかくラグが華奢で折れたり破損してしまいがちです。
破損したらもう替えのパーツは存在しません。非常に非常に繊細なパーツです。
その弱点を克服し改善したのが、1995年から1998年の間に製造した、この「AR33325」です。
それまでの華奢なラグから頑丈なラグに変更し耐久性を確保し壊れにくくなりました。
フープはオリジナルのブラスマイティフープ。ダークで硬質ながらオープンで華やかなサウンド。
ハイチューニングにすると抜群に抜けが良く、細かい音を出しやすいので大きな会場だけで無く音量をコントロールしないといけない場面・場所や細かいテクニックをしっかり聞かせたいようなスタイルには最高の相棒になると思います。
このスネアの最大の特徴はローピッチでの使用です。
ローピッチでは、より深く重く図太いサウンドが作れる為、多彩なジャンルで使用可能です。
SONORやdwやSAKAEなどの良質サウンドのスネアと同じです。
古くからのファンも多いTAMAのローズウッド。
「ピッコロながらパワフルなサウンドを両立したスネア」で、重量は軽いのにサウンドは強烈に太く、運搬も楽で欠点が見当たらないです。
廃盤で、再販もありませんでしたが、TAMA屈指の「名品」です。
愛用してきましたが機材放出のための出品です。
この機会にいかがでしょうか。
☆ TAMA AR33325 Rosewood ☆
・サイズ:14×3.25インチ
・シェル:インディアン・ローズウッド 9Ply 6mm
・カラー:ナチュラル・マット・ローズウッド フィニッシュ
・フープ:TAMA ブラスマイティフープ 2.3mm(オリジナル)
・ストレイナー:クイックタッチ(オリジナル)
・製造国:日本(Made in JAPAN)
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