■このコインの説明■
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2019年 イギリス領セントヘレナ諸島トリスタンダクーニャ島発行 ローレルコイン発行400周年記念 銀貨 NGC PF70UC First Releasesのご案内になります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
このコイン、実はヤフオク初登場なのですが、、、
とにかく説明したい事が山ほどあるイギリスコイン系の「隠れた名作」だったりします。
何から説明しましょう???と悩むほどです。
デザイナーの話から行ってみます?結構ポイント高い所なので。。。
このコインの主任デザイナーはジョディ・クラーク(Jody Clark)です。
Joddy Clarkがデザインに関わったコインです。「J.C.」です。
「J .C.」でお分かりですよね?お手元に近年発行されたイギリス系のコインがあれば見てみて下さい。
かなりの確率でコインの片隅、肖像画の下あたりに「J .C.」と刻印されていると思います。
最も有名なのがオールドエリザベスですね。エリザベス女王の第五肖像です。
あの肖像画のデザインをしたのがジョディ・クラーク氏です。
ロイヤルミント(英国造幣局)所属デザイナーの彼は、
他にも特殊デザインのブリタニアシリーズや、カナダの記念コイン、オーストラリアの記念コインなどのデザインにも関わっています。
モダンコインの巨匠レベルの方です。
「JCデザインのコインならばハズレはない」とまで言うファンまでいるコインデザイナーです。
このコインも素敵なデザインですよね。
イギリスのイングランドの歴史上非常に重要な位置を占める
「ローレル貨」の発行400周年記念として発行されたデザインです。
なので元々のローレル貨のデザインをオマージュしています。
ローレル貨は、1619年にイングランド国王ジェームズ1世の治世下で発行されたコインです。
その名は月桂樹(ラテン語で「Laurel/ローレル」)に由来します。
歴史的には、ジェームズ1世の時代の通貨改革の象徴とされ、イングランドの貨幣史において重要な位置を占めています。
ここで何かにピンと来た人は凄いです。かなり凄いです。
この当時発行されたローレル貨のジェームズ1世の肖像画は向かって左を向いています。
イギリルの伝統で王室の慣例として君主の肖像は、
君主が変わるたびに交互に右向き・左向きに描かれるという伝統があるのは皆様ご存知の通りです。
ジョージ6世(エリザベス2世の父)の時代は左向きでした。
その後を引き継いだエリザベス2世女王で右向きになりました。
ザックリそんなパターンでズーッと続いています。
で・・・ね?気がつかれましたでしょ?このコインのエリザベス女王はいつも見慣れている右向きではないんです。
エリザベス女王なのに、いつもとは逆サイドの左を向いています。
イギリス関連国の記念コインではままある事でもありますが
いかにもJCデザインというキチンとオールドエリザベスした面影・・・なのに・・・左向き肖像・・・・・・・・
さりげにポイントが高い素敵なデザインです。
当時のローレル貨のデザインをオマージュしてはいますが、当然その他の部分も精密な彫刻です。
当時は言わずもがなのハンマーコイン=手打ちコインでした。
なので当然ここまで緻密で繊細なデザインではありませんでしたが、
その雰囲気をしっかりと残しつつ、現代に蘇る美術品として美しく成立&再現しています。
「ローレル貨 1600年代 当時 画像」などで検索されるとわかると思いますが、
実に見事にその当時のデザインを再現しつつ近代的な鑑賞に耐えうる彫刻になっているのが分かるかと思います。
イングランド、スコットランド、アイルランドを表す王家の紋章の盾の上に長い十字架・・・
そして英国王室伝統の王冠が頂点に・・・
英国らしい秩序を守り伝統を語り継ぐかのようなデザインです。
なぜこれまでにヤフオクで登場しなかったのか理由がわからないほどのストーリーとデザイン性を持っています。
400年前のイングランドの歴史的コインを甦らせたトリスタン・ダ・クーニャの隠れた名作・・・
銀品位.999の大判目コインにしてこのお値段・・・
さらに最高鑑定のファーストリリース・・・
このお値段はかなりお値ごろかと思います。
お早めにどうぞ!
ではでは、本日も沢山のご入札を心よりお待ちしております。
※本コインの真贋鑑定に関してはこちらでご確認いただけます。