御存知!名手トリオGlenn Hughes/故Mel Galley/故Dave Holland Trapeze ブリティッシュ・クロスオーヴァー系HR大傑作3rd「連動」 日本独自リマスター紙ジャケット仕様国内盤中古でございます。
盤共に非常に状態の良い中古でございます。
日本独自リマスターで日本特有の高音中心で幾分杓子定規的ではございますがオリジナルに即しており、非常に良心的な音質となっております。
内容は言わずもがな。
ラインナップは名手トリオ。
Glenn Hughes(Vo、B、P、 後にDeep Purple、Hughes/Thrall、現Black Country Communion)、故Mel Galley(G、後にWhitesnake、Phenomenaプロジェクト)、
故Dave Holland(Ds、Per 後にJudas Priest)となります。
ゲスト陣が非常に興味深いもの。
Rod Argent(Key、後にArgent)、名手B.J.Cole(Steel Guitar Humble Pie、Elton John等録音で知られる)、ジャズ系名手Frank Ricotti(Vibraphone)、
Jimmy Hastings(Alto Sax Caravan、National Health等カンタベリー系で御馴染み)、Kirk Duncan(Key)、John Ogden(Per)となります。
前作”Medusa”でトリオ化。プロデューサーにかのJohn Lodgeを迎えるもののMoody Blues的な音楽性から脱却。
ファンク/ソウル/(本物の)R&Bという黒人系米国ルーツ音楽の英国解釈を基としたブリティッシュ・ハードロック系の落ち着いた作風の名作でございました。
(ジャケットデザインはかのPat Travers !)
前作ではMel Galleyのヴォーカル担当曲がございましたが、今作ではGlenn Hughesのみに絞ったもの。
前作のアメリカ南部での好評からくるアメリカ指向やGlenn Hughesの音楽嗜好(今作では多彩なゲストを迎えた事)もあり、よりブラック・ミュージック指向を強めた感がございます。
前作に比べ、非常に音楽性が広がったもの。
演奏・アンサンブルや作曲が巧みなものとなり、躍動感溢れるファンク色が目立つものとなっております。
(ジャズ系ソウル・ミュージックの様なバラード楽曲も......)
またMel Galleyのリフも引き摺るタイプのものではなく、巧みなカッティングが目立つもの。
それぞれの演奏個性が際立つものとなっております。
故Mel Galleyは技術としては評価が低いものの、作曲センスの良さが目立つミュージシャン。
カッティングのリフの巧みさは唸らせるものがございます。
後にJudas Priestに加入し全盛期を支える故Dave Hollandでございますが、ハイハット等の繊細な使い方は後の姿よりも目立つもので手数も多いもの。
興味深いものがございます。
Glenn Hughesは言わずもがな、でございますが、天下無双のヴォーカルと巧みなベースの兼ね合いが興味深いもの。
本人曰くの「Deep Purpleの、と言うよりもTrapezeのGlenn Hughesとして記憶してほしい」との発言も頷けるものでございます。
(何せ、全盛期Deep Purpleに全盛期Judas Priestのリズム隊、そこに音楽性洗練化貢献の新生Whitesnake名ギタリスト。悪ろう筈がございません..............................................)
今作も米国では好評。
大きなセールスは収められなかったものの、ツアーも好評で次作も期待されたTrapezeでございます。
但し、険悪だったバンド状況(特にRitchie BlackmoreとIan Gillan)でIan Gillan/Roger Gloverの解雇と後任探しに動いていたDeep PurpleがGlenn Hughesに注目しており、
見事に引き抜かれる事となります...................................................
後にDeep PurpleでGlenn Hughesと邂逅するかの名手故Tommy Bolin(G、ex-Zephyr、Energy)在籍時のJames Gangの音楽性と繋がる感がございます...........................................................
現在は入手が非常に困難。この機会に是非。